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11月1日 中之島演劇祭 ザ・プラン9「地上最低のショウ」 山奥の田んぼの真ん中に張られたテント。看板には「八千草大サーカス」。サーカスを楽しもうと、各地から人が訪れ、待っている間にサーカスの話に花が咲く。 そして開演のブザーが響き、サーカスは幕を開けた…。 浅越ゴエ…八千草 竹若元博(バッファロー吾郎)…Mr.カーン 平山昌雄…Mr.ポーン 木村明浩(バッファロー吾郎)…高野 ヤナギブソン…原田 おーい!久馬…新高 なだぎ武…粟津 鈴木つかさ…斎藤 仙堂花歩…蘭 島木譲二…菅 春川、という男がいた。 彼は学生時代に、学校でひどいいじめを受けていた。 教科書やノートを燃やされ、その火を消そうと、まるで火の輪をくぐる動物のように火に向かった。 ある時は3階の窓枠からぶら下がるように言われた、あたかも空中ブランコのように。 またある時は、全裸にされ体中に落書きをされた、見世物のピエロのように。 そして踏みつけられた、玉乗りの玉のように。 転校しても、留年しても、同じだった。行きたくもない修学旅行に無理やり連れて行かれたこともあった。 大人になり、電車での割り込みを注意すれば、殴られた、いや、殴り続けられた。まるで、猛獣使いが猛獣を調教するかのようだった。 彼は、思った。 復讐をしようと。 自分に対して特にひどい仕打ちをしてきた奴らを集め、ひとりずつ殺していこう。 それはまるで…春川にとっては地上最高のショウ…。