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11月1日 中之島演劇祭 ザ・プラン9「地上最低のショウ」 山奥の田んぼの真ん中に張られたテント。看板には「八千草大サーカス」。サーカスを楽しもうと、各地から人が訪れ、待っている間にサーカスの話に花が咲く。 そして開演のブザーが響き、サーカスは幕を開けた…。 浅越ゴエ…八千草 竹若元博(バッファロー吾郎)…Mr.カーン 平山昌雄…Mr.ポーン 木村明浩(バッファロー吾郎)…高野 ヤナギブソン…原田 おーい!久馬…新高 なだぎ武…粟津 鈴木つかさ…斎藤 仙堂花歩…蘭 島木譲二…菅 春川、という男がいた。 彼は学生時代に、学校でひどいいじめを受けていた。 教科書やノートを燃やされ、その火を消そうと、まるで火の輪をくぐる動物のように火に向かった。 ある時は3階の窓枠からぶら下がるように言われた、あたかも空中ブランコのように。 またある時は、全裸にされ体中に落書きをされた、見世物のピエロのように。 そして踏みつけられた、玉乗りの玉のように。 転校しても、留年しても、同じだった。行きたくもない修学旅行に無理やり連れて行かれたこともあった。 大人になり、電車での割り込みを注意すれば、殴られた、いや、殴り続けられた。まるで、猛獣使いが猛獣を調教するかのようだった。 彼は、思った。 復讐をしようと。 自分に対して特にひどい仕打ちをしてきた奴らを集め、ひとりずつ殺していこう。 それはまるで…春川にとっては地上最高のショウ…。
人気のないサーカスのテント。開演を待つ原田(ギブソン)。そこへ、 「すみません…そこ、私の席なんですが…」 と、高野(木村)がやって来る。 原田の家は親が厳しく、サーカスを見るのは今日が初めて。ついつい興奮して初対面の高野とも話が弾む。 原田「高野さんツッコミ上手いですね。突っ込む時正面を向くんですね」 そこに現れるのは新高(久馬)。 「すみません…そこ、私の席なんですが…」 原田「うわ!すみません!!」 高野「あなたどんだけ間違えてるんですか!あなた大丈夫ですか!?」 新高「私の席は中国人の隣…」 高野「誰が中国人ですか!」 そして何やらチャラチャラした男女、斎藤(鈴木)と蘭(仙堂)も現れる。 斎藤「俺らの席は中国人の斜め前…」 更に現れ原田の前の席に座ったのは粟津(なだぎ)。 原田「うわ!最悪や!何にも見えへん!」 なんと、粟津はものっすごい(尋常じゃない)ボリュームのアフロヘアー。おかげで原田は何も見えない。 そんな状態で、開演のブザーが鳴った。 しかしそのブザー、異様なまでに短い(笑)。 粟津「短ッ!!」 そして団長、八千草(ゴエ)と、二人のピエロ、カーン(竹若)とポーン(平山)が現れ、団長は高らかにこう言った。 「八千草大サーカス、中止します!!」 軽快なメロディーの音楽が流れ、オープニングへ。 このオープニング、ものっすごいかわいいです。 可愛いです、可愛いです、かっこいいです、可愛いです。(何 舞台中央で、二人のピエロ、竹若さんと平山さんが喧嘩を始める。他の演者たちは舞台の後方に立ったり座っていたり、思い思いの格好です。 やがて怒った竹若さんが、カメハメ波を打つような仕草をすると、起動がそれて、後ろの演者の一人に危うく当たりそうになる。 爆発音と同時に、後ろのセットの一部がスライドされて、「危ない!」と言った風に怒る演者と、その名前。そこにスポットライトが当たり、そのほかの人はストップモーション。 負けじと平山さんも同じように何かを打つ仕草をすると、それが後方へとそれて…。これが繰り返され、一人ずつ紹介されていきます。 竹若さんと平山さんは、自分の名前の書かれた巻物を取り出して、広げて見せて紹介。 全員紹介し終えると、二人のピエロが「地上最低のショウ」と書かれた大きな垂れ幕?を掲げてみせて、オープニングおしまいです。 なんつうか、こうもそろいもそろったオッサンの集団(一人かわいい女の子おりますが。笑)をつかまえて、「かわいい!」の感想なんてあったもんじゃないとは思うんですが、めっちゃかわいかったです。 私、サーカスのああいう可愛らしいこっけいな動きとか音楽とか、ホントかわいくて大好きで…。 サーカスっていいですよね、リアルに見たことはなくても、雰囲気とか…。ワクワクして、ドキドキして、楽しくて可愛らしくて。 今回ピエロに扮装しているバッファロー吾郎の竹若さんと、新喜劇の平山さん、この二人のピエロ衣装とかもう! もう!(だから何なんだ 今回客演されている中で知っているのはバッファローのお二人だけなのですが^^; 平山さん、仙堂さん、島木さんのお三方は全然知らなくて…。 でも、バッファロー吾郎と言えば本当に、是非とも生で拝見したかったお二人でして!バッファロー兄さんが共演されると知った時はもう本当に嬉しかったですね。生でこのお二人が見れるなんて…! 最初にギブソンさんの元へとやって来るのがバッファロー・木村さんなのですが、 結構な間、私、「誰だろうこの人…」と思って見てました…(笑) 素で分からなかった…(オイ…)。 で、やっと木村さんだ!!と気づいたのですが、ギブソンさんと木村さんの掛け合いを見ていると、なんだか親子みたいだなぁ、と思いました(笑)。 要するに微笑ましい光景だった、ということです。なんか和みました、あのツーショット。 久馬さんは不思議ヘアーでした。(訳→前髪を立てたかっこいい髪型でした。) んで、灘儀さんのあの髪型は…!(笑)髪型というかアフロのヅラなのですが、でかっ!でかすぎるわ! これってスミス夫人のネタなのかなぁ…?11th「怪々々々々」で、「めっちゃ肩幅の広い男が映画館で隣の席に座って全然見えない」というネタの話があったので、それと似たかほりがして。 というか、灘儀さんはまずこのあり得ないアフロで登場した瞬間もそうでしたが、灘儀さんが何か喋ったり動くだけで笑いが起こるんだから凄いわこの人…(笑)。 あと、ピエロの二人が超かわいい(ホントすみませんオッサンつかまえてこの感想。)のは前書いたとおりです。どっちが竹若さんでどっちが平山さんなのか最初分かりませんでした(オイコラ)。席が後ろのほうだったもので…目を凝らしてみると黄色い衣装のピエロが眼鏡をかけているのが見えたので、あっちが竹若さんだ!と分かりました。 そして、団長のゴエ氏のうさんくささったら!(褒めてます。)もう! 眼鏡なし、ヒゲ、前髪分け、いかにもサーカスの団長、といった衣装。 「アオいアオいアオい空」で、勝大佐(眼鏡なし、ハゲ…)で登場したのを生で見た時のお客さんの気持ち、すっごい理解できたような気がします…(笑)。 一瞬「誰だ、あれ!?」 で、「ゴエ氏だー!!」って(笑)。 ゴエ氏のうさんくささ、プライスレス。(褒めてます。) 絶対にあれは、楽屋とかで「お前ヒゲ似合うなぁ!」って灘儀さんとかにめっちゃ褒められていたりしてたらいいと思う!(笑) ゴエ氏、衣装似合いすぎでした。 オープニングは本当に可愛かったです。軽快な音楽もそうですし、ピエロ二人のマイムは可愛いですし、爆発音と共に紹介、というのもビックリして本当に面白いなぁ、と。 さて、オープニングが終わると。 粟津の巨大アフロが邪魔だと高野が言うと、「じゃあ散髪してきます」と言って粟津はどこかへ行ってしまう。 高野「いや散髪って…そういう問題じゃないんだけど…」 テレビにネットにゲーム、こんなご時世ではサーカスを見に来る人も少なくなり、経営も危うい。現に八千草サーカス団の団員たちは、一人、また一人といなくなり、残ったのはピエロがたった二人だけ。 おまけに猛獣ショーの猛獣まで、病気か何かに感染して弱ってしまった。 そこで団長は頼みます。あなた達、サーカスの団員になって頂けませんか? ド素人なのにそんなの無理に決まっている、と渋る観客たち。どだい無理な話です。 とそこへ、粟津(散髪から戻ってきたらしい)がやってきて、「やります」。 ところが粟津、おかしいです。おかしいです。おかしいです。(三回言った!) 頭が縦に長い…。(笑) えっと、デコ部分が異様に広く、縦に長いヅラをかぶっておりまして、頭が二倍あるかのように…(笑)。 新高「アフロの下はこんな風になっていたのか…」 粟津「ちょっと前髪切り過ぎたかな」 そういう問題じゃない…(笑)。 粟津「アフロの下は大体みんなこうでしょ」 違う!!(笑) 給料は2倍払います、という団長の言葉に、次々とサーカスの団員になることを承知する観客達。一人が頷くごとに、二人のピエロがその人の前で、音と共にポーズを決めてお出迎え。 しかし、新高はリストラされてしまったので今の給料は0…。0を2倍しても0のまま…。 団長「うーん、それなら…あなたは特別に給料を5倍払います!」 新高「やったー!!」 原田「あんた阿呆やろ!ゼロは何倍してもゼロですよ!!」 なんだかんだで皆、承諾することに。 しかし最後まで渋り、帰ろう、と言ったのは斎藤と蘭の二人。 団長「仕方ないですね…。じゃあ、お見送りしてきなさい」 団長にそう言われ、カーンとポーンの二人は、斎藤と蘭と一緒に外へ。 団長のうさんくささ、プライスレス。(二回言います。素敵過ぎます。) さて、集まったのは素人ばかり。一体自分らに何が出来る? ここで団長、高野さんに、「ちょっと…でんぐり返しをして頂けませんか?」 高野「なんでですか?!あれは森光子さんがやるから面白いんですよ!」 団長「いや、一回だけ…」 粟津「私鞄持っておきますから」 この時舞台にいるのは、団長のゴエ氏と、ギブソンさん、久馬さん、灘儀さん、木村さんの5人です。 ゴエ氏が木村さんに勧めたのは、でんぐり返しと、助走を全くつけずに跳んでみてください、だったかな。 その度に、久馬さん大爆笑!(笑)久馬さんってホント、舞台上で笑っちゃうことを隠そうとしませんね。顔真っ赤にして爆笑してます。 そして「なんで私がこんなことを!」といちいち渋る木村さんに、灘儀さんが絶妙のタイミングで「私鞄持っておきますから」。このセリフでもう爆笑です。 灘儀さんてホント凄い!と思うのがこういうときですよ、「私鞄持っておきますから」なんて全く普通のセリフなのに、タイミングだけでこんなにも面白いのか!と。 あと、確かこの辺りで、木村さんが進行して、灘儀さん、ギブソンさん、久馬さんが大喜利に回答する場面もありました。 木村さん演じる高野の職業はライター。主にスポーツ記事の見出しを考えたりするので、他の3人もちょっとやってみることに。 新高「口答ですか?」 原田「あ!こんなところに丁度スケッチブックが!」(笑) 何せ木村さんが進行、回答者に久馬さんとギブソンさんがいるということで、ダイナマイト関西!ダイナマイト関西!とウキウキしてしまいました(笑)。 ちなみに3人とも見事にスベッておりました(笑)。 お題はスポーツ新聞の見出し、回答は、 灘儀さん…パ・リーグで2位になったソフトバンク。(というようなことを何か凄い長々と前置きをして…)「ソフトバンクだけに、やわらかい貯金。」 久馬さん…阪神巨人戦で20点が入って…(また何か長々と前置きをされて…)アルプスでつぶやかれた一言、「6点まぁいいや(ロッテンマイヤー)」 ギブソンさん…卓球の福原愛ちゃんがグレた、という記事の見出し。「腐苦覇羅愛グレる!(←うろ覚えすみません)」 まぁ皆さん反応の薄いこと…(笑)。久馬さんの「6点まぁいいや」は、今思うと凄い好きなんですが(単純に私がダジャレが好きなだけですけど!ね!)あの時言われてもなんのことだか…(笑)。 ギブソンさんは最初の灘儀さんの答えを聞いていっぱい書き直したりしてました。 さて、なぜかもう帰ったはずの斎藤と蘭の二人が、戻ってくる。結局お金がなくて帰れず、やることにしたのだとか…。 今日は修学旅行気分で、みんなこのテントに泊まっていってください。団長の言葉で、皆はここに泊まることになる。 鈴木さんたちがハケている時間が長く、他の人たちのお遊び時間が長かったので、衣装チェンジでもしてるのかしらとか思ってました(笑)。「7-8」や「足痛」でついつい…、早着替えのイメージが(笑)。 今思うと、この時に斎藤たちは、カーンとポーンの二人に…、ね。 威勢のよかった斎藤の様子が、どこかおかしい。 けれどさほど気にされることもなく、夜がやって来る…。 「その2」に続きます。