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「曾根崎心中久馬版」
うめだスタンダード5月7日 1回目


ネタもん。のあとに芝居もん。をやるのかと思っていたのですが、思いっきり最初が芝居もんであとにネタもんでした。
あ、あと、どう頑張っても見ることができないので諦めていた、DVD竹一平の苦悩のCM…!あれが劇場に入ったら一回だけ流れまして、思わず吹きました(笑)。あのシーン…!!(笑)ああ、早く見たい!!

※セリフ等は自分の記憶のみに頼っているので、想像で補ったりしている部分もあります。っていうか割と適当でs(略)。


徳兵衛/ヤナギブソン
お初/五十嵐サキ
九平次/鈴木つかさ
旦那/おーい!久馬
お玉/なだぎ武
近松門左衛門/浅越ゴエ

とりあえず一体どうなさったというのか、やはり昭島でのハードスケジュールがアレだったのか、寝起きだったのか、チャリを無くした悲しみからか、久馬さんが見事にカミカミでした(笑)。きゅ、久馬さん、そこは真剣なシーンだから笑わせないで…!(笑)
そしてウケようがスベろうが、そんなこと全く関係なしに、ただただ楽しそうにボケ続ける久馬のおじちゃんをとても愛しく思いました。素敵…!
しかしセリフ飛ぶは噛むはスベるはで、何か久馬さんの底知れない魅力を体感してきました。
あと、鈴木さんが登場した際、「かっこいい…!」と、私ではなく(←強調)、客席のほうからちらほらと声が上がっていました。私は一言も発しておりませんよ(笑)。
あと、これは別に演出じゃありませんよね?!草履!!草履が川の中に!!(笑)

+ + + + + + + + + +
旦那の姪と結婚するよう、旦那に迫られる徳兵衛。けれど徳兵衛には心に決めた相手、初がいた。
旦那「じゃあじゃんけんして俺が勝ったら姪と結婚せい」
じゃんけん→虎、お婆さん、猟師の三パターン。
このじゃんけんの説明がややこしく…。普通のグーチョキパー(石、はさみ、紙)ではなくて、

虎とお婆さん→虎はお婆さんを食べてしまうので虎の勝ち。
お婆さんと猟師→お婆さんは猟師のお婆さんなので、猟師は自分のお婆さんを撃てない為お婆さんの勝ち。
猟師と虎→猟師は虎を撃つので猟師の勝ち。

…なんだそうです。
果てさてこの一風変わったじゃんけんはアドリブなのか…?他の方のレポを全く拝見していないので分かりませんが、説明している途中で久馬さんがセリフにつまり、「…えっと、どこまでいったっけ?」と(笑)。
真面目なお芝居なので、正直な話、まさか出だしからこんなに笑わせてくださるとは思いませんでした(笑)。

ちなみにじゃんけんの結果は一回目が虎と虎。
久馬さん「お前のは虎じゃなくて、クロスしてるお婆さん!」
ギブソンさん「なんで杖をクロスして持たなあかんのですか!」

二回目は猟師と猟師。
久馬さん「お前のはただの棒!」
ギブソンさん「なんで棒持ってこんなんしてるんですか!」

普通にコントやん、と思いました(笑)。華麗なるツッコミが聞けて嬉しかった…。
お遊びのシーンは終わり、二貫(平成で言うと300万。笑)(←これも笑ったなぁ…良かったなぁ…。)を用意できなければ姪との結婚を余儀なくされる。
緊張感漂う中、セリフを言いながらハケる久馬さん…がしかし、セリフが…!セリフがカミカミの途切れ途切れ……!!何が起こったの!?(笑)真剣なシーンなのに笑いがこみ上げてきて大変でした(笑)。

確かこの辺りだったか、もう少しシーンが進んでからだったか、ギブソンさんが私の辺りに向かって(私を見て、ではなく、私が座っていたらへんの方向を見て)セリフを言う場面があり、ここぞとばかりにじっくりギブソンさんの御顔を拝見していました。まじまじと。やっぱりDVDなどで見るプラン9より、はるかに生はええなぁ…と思いながら。(それは勿論冒頭のゴエ氏や久馬さんの時も思ったのですが。)
ギブソンさん、笠をかぶっていて顔が全く見えない場面もあったので、あれはちょっと残念だったなぁ…。(なだぎさん達のボケのシーンで、どんな顔して見ているんだろう、と思っていたのですが。笑)

さて。二貫(平成で言うと300万)もの大金を用意する為、かけずりまわったぎぶそ…もとい徳兵衛。(ここは役名じゃないとしっくりきませんね。)
その間、恋仲のお初とは全く音沙汰がなく、また、自分がどんな状況にあったのかを徳兵衛は決してお初には告げていなかった。

そのお初と会ったのは、旦那に金を渡す三日前。だったような気がする。(え?)←私の記憶があやふやなんです。

徳兵衛はお初と愛を語り合い、良い雰囲気になった時…お玉がやって来る。(丁度青春ドラマなんかで男女二人っきりで良い感じのムードになった時、それをギャグノリでぶち壊しに入ってくる感じで。)
「お玉」の名前が出ただけで軽く笑いが起こった会場…本人が登場した瞬間、爆笑する会場…(笑)。
思わずなだぎさん、「なんや今日のお祭は騒がしいわね!」
これにもまた会場、拍手(笑)。
お玉によると、とっても物真似が上手い人が向こうで物真似をしていて、とても面白いとのこと。

物真似→よしよしよし、と動物とたわむれるようなジェスチャーをするなだぎさん。

お初「ムツゴロウさん?」
お玉「ムツゴロウさんって誰?」(この時代にムツゴロウさんがいるわけない…のような感じのセリフ。)
正解は、「動物って案外めんどくさいなーと思った徳川綱吉」だそうです。

なだぎさん本日も絶好調でして、「ほたるとはるか」で鈴木さんを撃沈させた、あの「自分が言ったセリフを人に繰り返して言わせる」やつ(これで伝わるか…?)「牛乳石鹸よい石鹸、はい言うて。“これは”ってつけて!」ってやつですね。あのノリがあって、ほたるとはるか大ファンの私にはもんのすごく嬉しいシーンでした(笑)。しかも進化してました(笑)。
なだぎさん「はい言うて!」
サキちゃん「…(言いかける)」
なだぎさん「(サキちゃんが三文字ぐらい言ったところでさえぎって)うるさい!」
お見事!(笑)

さて、九平次の登場です。ヤナギブソンの…じゃなくて(どうでもいいんですが日本人だけどヤナギブソン、そんなギブソンさんが時代劇って、面白いですね。すみませんほんとどうでもいい話でした。)徳兵衛の昔からの友達である九平次。
実は徳兵衛が集めた金は、確か七日前(←私の記憶があいまいなんですパート2。どうも数字に弱いみたいです。)、九平次が泣きながらお金がないから貸してくれ、と頼むので、そっくり九平次に貸してしまったというのだ。
旦那に渡す期日まで、まだ日はある、その期日までに九兵次がお金を返してくれればそれでいい、と思っていた徳兵衛。
ところが九平次は、「お前に金を借りたことなど、今まで一度もない!」と言い切ってしまう。
証拠である証文はある!と、徳兵衛は証文を取り出す。しかし九平次はぬかりなかった。
判子をなくした為に新しい判子を作ってもらったのだが、徳兵衛が九平次の判子を盗んで嘘の証文を作り、九平次からお金を巻き上げようとしたのではないか、と言い出すのだ。

あー…つまり…、要するに、なんでか知らんけど昔から仲が良かったはずの九平次が、友達である徳兵衛から大金をぶんどり、あまつさえ徳兵衛にあらぬ罪までかぶせて、お初を自分のものにしようとしとるわけです。

これ原作知らないのでこの辺りがよく分からないのですが、「昔からの友達」と連呼されて紹介されている割には、なぜその「仲が良かった」九平次が、こんなにも悪者になっているのか…。それが全く分からないのですが…。前触れも理由もなくいきなり救いようもない極悪非道の悪者なんだもん。お金に目がくらんだのか?お初ちゃんを自分のものにしたいが為に徳兵衛を裏切ったのかな?調べてみよう…。

ところでこの「お金、証文のやり取り」のシーンで、なぜか九平次(鈴木さん)が竹内力…(笑)。
これもまた良いなぁ…プランじゃなきゃできませんからねこのアレンジ(笑)。すっごく素敵でした。「ミナミの帝王をなめるなよ!」
…アレ、今気がついたのですが、この時代なのに金髪…。…まぁいいか(笑)。
ちなみに鈴木さんが登場した際、会場からちらほら「かっこいい…」との声があがっておりました。今回だけだったんでしょうかねこれ?

さて、あのお金は何がなんでも返してもらわなければ困る、取っ組み合いになる徳兵衛と九平次。
危ない、とお玉はお初を無理やり連れて逃げようとする。お初が徳兵衛の名を叫びながら、お玉の手を振りほどこうとしたその時、徳兵衛がくれたかんざしが抜け落ちてしまう。
そのままお玉に腕を引かれてその場を去らなければならなくなるお初。
九平次との喧嘩に負け、倒れるギブソ…じゃなくて徳兵衛。(なんで私徳兵衛だけはギブソンさんって書こうとしてしまうんだろう…。)(恐らく徳兵衛の漢字変換がめんどくさいからだと思われます。)

己の非力を嘆く徳兵衛。

舞台は変わり、遊郭。
……なんですが、すみません、誰かの草履が片方だけ脱げていて、それが脱ぎっぱなしのまま舞台に置き去りにされているのですが(笑)。
徳兵衛と九平次の取っ組み合いの際に、どちらかの草履が脱げてしまったんだと思うんですが…
ギブソンさんは確か喧嘩が終わったあとに両方の草履を履く仕草をしていたような気がするんですが、次に登場した際、九平次は両方の草履を履いており、ギブソンさんは足袋のみでした。
…アレ?(笑)

遊郭にて、会えない徳兵衛に悲しむお初。
そのお初に会いに来る徳兵衛。無論、見つかってはただではすまない。
二人は仲良く談笑するが、お玉がやってくる。

…アレ?なんかだんだんストーリーがあやふやになってきた…ヤバイな…(最早数字に弱いとかそういうレベルでもないし)。
ストーリーに関してはあんまり期待しないでください…。感想中心でいきます。

女郎のお玉に首ったけなのは、徳兵衛の旦那だった。

ここで久馬さん大暴れ(笑)。遂になだぎさんに、「あんたここから出てきてから一回も面白いことやってないわよ!」と言われてしまいました(笑)。
久馬さん、何度かギャグをやるものの全く意味が分からず……!か、河童…?「俺は河童と呼ばれているんだ」「だから河童色」…?

お玉が寝る時に、大きな声で独り言を言いながら寝る支度をするのですが、最後に「じゃ、明かりを消すわよ!」と言ってから明かりを吹く動作。それと同時に照明が消えるのですが、この場面が自分の中では妙にウケました…。
ところで、金平糖を最初に食べたのは織田信長だっていうエピソードってどこで出てきたんだっけ?(グダグダかい)

最後は徳兵衛とお初の心中で終わりです。(∑いやいくらなんでも話飛びすぎ!!)
銀が…!銀が綺麗…!!

…と、この一連の話を、作者である近松門左衛門が、時折紙を読み上げながら語り手となって物語るわけなのですが…

徳兵衛とお初が心中した後、「先生、凄いですね!あ、ひょっとしてこの徳兵衛って、先生のことだったりして!」と、門左衛門の原稿を褒めちぎる、伊賀くん。(役名が分かりません、なので伊賀くんです。)
門左衛門「何を言ってるんだ、私はちゃんと生きているじゃないか」
そんな門左衛門を呼ぶ女の人の声。
女の人「もんちゃーん」
もんちゃん!!(笑)
門左衛門「その呼び方、どうにかしてくれよ…」
こっちに来てくれ、という呼びかけに、門左衛門はハケようとするが…ふと、袖からかんざしが。
伊賀くん「あれ?先生、そのかんざし…」
門左衛門、言葉を濁しながら…ハケ。

暗転後、一同集まり、礼。
おしまいです。

プランの4人それぞれに見せ場があったのに、近松門左衛門のゴエ氏だけ、ただのナレーター的存在?と思っていたのですが、最後のオチに来ましたか…。

が、

すみません…!私の弱い頭では、最後のオチの意味が分かりません…!かんざし…?え…?どういうこと…?弁ジェ形式に、門左衛門が書いた原稿が今までの劇だった、っていうのは分かるのですが…。ラストのかんざしの意味は何?


見終わって思ったのは、「短ッ!!」でした(笑)。本公演、DVDの見すぎで長編に慣れちゃっているせいでしょうかね。
しかも元々は2時間ほどある原作を、たった45分に縮めてありますからね(笑)。時計見てホントにビビりました、短ッ!!
1日24回のギャグライドのネタがアドリブで飛び出し(笑)、本当にお疲れ様でした…!
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