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2007年8月19日大阪
なんばグランド花月
「THE PLANET9 Earth~コントstyle~鍛えるぞ!鍛えるぞ!」

●4thコント~6thコントまで●

+ + + + + + + + + +
4thコント「嘘」
久馬さん→オッサン
鈴木さん→オッサン(ツッコミ)
ゴエさん→強盗
灘儀さん→オッサン(助けに来た)
ギブさん→警察

…どうでもいいですがなんだこのやる気のない役名一覧は…(笑)。

オッサン(鈴木さん)が大金を運んでいると、強盗と遭遇してしまう。
しかしその強盗も、後々助けに来た人々も、どこかがおかしくて…?


このコント、結構評判が良いみたいですね。
わたしは、今までのコントが「みょみょ」とか「ゴエゴ14」、「勝子」とかの「キャラ頼み」みたいな、キャラでウケを取っているような印象があったので、こういう真っ向勝負で笑いを取りに行くコントが来たことに、「おや」、と思いました。

最初は「おや」、と。そう思いました。みょみょとかゴエゴとかみたいに瞬間的爆発力がないので、ちょっと地味なコント?(あ…そうか、ゴエゴたちが派手すぎるんか。なるほど。)と思いました。
ほんと、しみじみと思います。これは正統派(何を基準として「正当」とか言えるのかは知りません。)のコントだったな…。と。
わたしは、全部のコントを見終わったあと、あとからじわじわ、「あれ、そう言えばあれ面白かったな…」と、じわじわ、と来ました。


鈴木さん、大金を受け取ったあとにぶつぶつ「あー、欽ちゃんどうなったんやろ…」
24時間テレビ(というか欽ちゃん)を気にしすぎるオッサンその1。
福岡、東京では何を言ってたのかしら。

ゴエちゃんが「嘘やけどな!」をなかなか言わなかったところがもう面白かったです、なんか、俺は化物みたいなんに変身するんだぞ!みたいなことを長々と説明し、しかも明らかに嘘くさい。嘘っぽい嘘(笑)。
で、この流れからして当然、「はいはい嘘ね…」、と、思っていた、ら(笑)
もうあっこの流れはたまりません(笑)「え!?変身すんの?!」
「…ま、嘘やけどな」「いま言うた!」

あんまりこのコントについては書くことがありません。
最後に鈴木さんの「嘘ぉん!?」で暗転するとこが好きで…。


…わたし、結構沢山の人が「嘘の作者は鈴木さん」と言っているのを聞いて、「あ、そうなの?」と思いました(笑)。
全然分かんないんですよわたし、コントの作者って(笑)。
他の人が言っているのを聞いて、あ、そうなんだー、って思いました(笑)。

…今まで、わたしの中では、「プラン9の中での一番のコントメイカーはゴエちゃん」、という思いがあったんです。
ここに来て、「庭球男」、「擬音祭」、そしてこの「嘘」。
おや、このお方が作るコントも、なかなか目が離せない…?


ところでこのコントって、結局4人はグルの強盗だった、ということでいいのかな。
なんかそれも人様の感想で読むまで、いまいち飲み込めていませんでしたわたし。
単純に、会う人会う人全部おかしい人たちで、というだけなのかと…。
でも、どうやら次のブリッジ映像を見ると、真相が分かるような。


ブリッジ映像
鉄アレイ(?)(色が黄色でおもちゃみたいに見えて…笑)で筋トレ中のボブ。
その鉄アレイを落としてしまい、鉄アレイはどんどん転がる。階段を落ち、歩道を転がり、横断歩道まで渡ってしまう。鉄アレイを追いかけるボブ。必死で追いかける。なんと鉄アレイはエレベーターにまで乗り込んでしまい、最終的に行き着いた先は…鈴木さん以外の4人が、大金を山分けしている現場だった。

これ、このブリッジ映像を見ながら、あーこれ見たことあるようなブリッジだなぁ…と思っていました。
「見晴らし」の「庭球男」のコントのあとに流れたブリッジ映像が、ラケットをとられた覚王山さんが、ひたすら「待ってー!ラケット返してー!」と追いかけて追いかけて追いかけまくるという。
それを思い出しました。


5thコント「on the air」
久馬さん→コンビニ客(ちょっと待て久さんの役が1stの「みょみょ」以外、全部オッサンなんですけど…!)
鈴木さん→コンビニ店員A
ゴエさん→コンビニ店長
灘儀さん→コンビニ店員B
ギブさん→強盗、そして…(ツッコミ)
覚王山さん→コンビニ店員C(スクリーンのみ登場)


これは久々に、プランのコントで「しまった!やられたなぁ…」と思ったかなぁ…。
なんて単純で、なんて簡単なトリックでしょうか。いたってシンプルで分かりやすい仕掛けです。こんなにまんまとはめられるとは…。
「しまった!」と思ってしまいました。うっかり気を抜きすぎていました。すっかり油断をしていました。


コンビニに強盗に入った男、しかしここの店員も店長も、果てはお客までもがおかしな人ばかり。
逆行した強盗はついにお客を刺し、そして店員にも包丁を向けるが…
店員B「ピッ。○○円(値段忘れました。)です」
強盗「お前もかーい」

と、若干気の抜けたツッコミが入ったところで暗転。
「以上、新進気鋭の若手5人組コント師、ワイルドアットハートの皆さんでしたー。続いて、ツインピークスの漫才をどうぞー」(←うろ覚え)

今までのコントは「ワイルドアットハート」というコント師たちのコントだった。
ギブソンさんがテレビをつけてオンエアされたコントを見る。ネタ時間をオーバーして5分やってしまった為、オンエアでは編集されているのだろうなぁ…と思っていたら、とんでもないことに…。


横文字が苦手なわたしは、コントタイトル「on the air」を見た瞬間、ギャー!英語タイトルキター!!とビクビクしました。いや、横文字が覚えられないんで…(笑)。
ちなみに公演が終わってからの覚え書きでは、このコントのタイトル、わたし何て書いていると思いますか。

one over  on the air」

…一回「one over」って書いて、なんか違うなぁ…と打ち消し線を引き、「on the air」に辿り着いています(笑)。
そうだ、空気だ、空気。って思い出だして…(笑)
で、「on the air」、直訳すると「空気の上」。

…空気の上…?

しばらくの間、よく分からなかったんですが、
「オンエアでは大分編集されているんだろうなぁ…」

あ、
on air
オンエアか!(笑)


それにしても、おもしろいコントです。
今のテレビ業界、カット、カット、編集、編集。あれやこれやと芸人のネタに編集が入り、時間の都合だと称してネタがカットされ…
もしもテレビ業界がこのまま暴走し、無理な編集、無駄な編集、無謀な編集をするようになったら…?
将来、もしかしたらこんなコントが現実に起こってしまうかも…?
そんなテレビ業界のネタ番組の今の現状、「芸人殺しの編集」を逆手にとった芸人の、逆襲コントです。

なんて思うのは考えすぎですか?
ギブソンさんそこまで考えてこのコント書いてないですか?(あ、言い忘れましたがこのコントはギブソンさん担当だと思い込んで感想を書いています。違ったらまぁそのときはそのときです。)

それにしても、改めて「実際にやったものと、テレビでオンエアされるもの」が違うという…
そんなオンエア事情をしみじみと思いました…。


ところで、「オンエアに対してツッコミを入れるギブソンさん=ワイルドアットハートの強盗のツッコミ」なんですか?
わたし、この辺どうやらセリフを聞き飛ばしていたらしくって、別人だとばかり思っていました。
確かに冷静になってよく考えたら、元のネタを知っている人なんですから、ワイルドアットハートの人ですね、このオンエアにツッコミを入れているのは。
テレビをつける前、新聞だったかな?それを読みつつギブソンさん「え?欽ちゃん20cmでリタイア?」
24時間テレビ(というか欽ちゃん)を気にしすぎるオッサンその2。
ここも福岡、東京では何て言ったのかな(笑)。


「この金に鞄をつめ…あ、違う、この鞄に金をつめろ!」

くそう、これなぁ…(笑)
最初に見た時は、あ、ギブソンさん噛んだ…!と思ったのですが…
二回目に見た時に、くそう…!!と…。
くそう、しまった…!!っていうのはあとから思ったことで、もうこれを見たときにはうわ…!と思いましたね…。
もう、ここで「うわぁ…そういうことか…!」ですよ…。

「母親の財布に手を付けた」のくだりも、一回目の時は聞きながら、これ、単語換えたらどえらいことにならないか??と思いながら聞いていたんですよ。
二回目、案の定…(笑)
そういうことかぁ…

ここに来て下ネタのオンパレードになるギブソンさんがおもしろいと思いました。(役柄上でそうなったという意味ではなくて、この「on the air」というコントの後半が下ネタで占められているということです。)


このコント、後半ついついスクリーンを見てしまうのですが、実は下手側でゴロゴロ寝そべりながらオンエアを見ているギブソンさんの格好(ツッコミのときのポーズ…というか動き?)もおもしろいんですよね(笑)。ゴロゴロ寝そべりすぎです、おもしろいです。DVDではどこまで入っているかなぁ…。


ブリッジ映像
筋骨隆々の自分の体を満足そうに眺めるボブ。
そして真っ赤な腹掛けを着用して、部屋を出る…。

これですよ…このブリッジ。
えー、と思いました。

「コント前後の登場人物」か「コント中の小道具」が出るブリッジ映像。
そりゃ、確かに次のコントに、ボブは出ます。出ますけど…。そりゃ、赤い腹掛けは次のコントの小道具ですけど。ですけど…。ボブは今まで全部のブリッジ映像に出てるしなぁ…。

まぁ、今まで全てのコントに少しずつ関わってきた謎の男ボブが、いよいよ最後(一応、6つめだけど)のコントにて、遂にその正体を現す…みたいなんなのかなぁ…?

うーん…なんだか今回のブリッジ映像、しっくりこないです。やっぱり統一感のなさを感じてしまう…。
なんだか、「見晴らし」も「足痛」も、するっとブリッジがうまいこと入り込んでこのEarth公演に溶け込んでいたのですが、今回はどうも違和感を感じるブリッジだったなぁ…。


ところでこれが最後のブリッジ映像なので言ってしまいますが、ブリッジ映像のタイトルの、
「ボブの@@な一日」の、
「@@」ってなんなんでしょ?
顔文字で、目が回っているのを表現するときとか、「@@」って使いますけど…もしかしてそれなの…?
「○○な一日」とか、そういう意味かな?


6thコント「駄目だこりゃ」
久馬さん→レレレのおじさん
鈴木さん→司会&天狗
ゴエさん→ゲゲゲの鬼太郎
灘儀さん→客(ツッコミ)
ギブさん→ビビビのねずみ男


なんかもう、最初の入りから分かってしまいますね。
「見晴らし」の「映画館」、「足痛」の「キャベツはどうした?」、このふたつと全く同じ形式です。
灘儀さんが他4人のおかしな行動にひたすらツッコミまくるコント。

ボケとツッコミって、ボケのほうが大事みたいなイメージがあるかもしれませんが、ツッコミって、実はボケよりも更に重要だったりするんですよね…。
どんなに上手いボケを言っても、それに合ったツッコミを入れなければ、お客は笑わないんです。
どんなに神級のボケをしても、ツッコミが野暮なら爆笑は訪れないのです。

勿論、どんなに素晴らしいツッコミでも、ボケが面白くなければ笑えませんが。
まぁ、どっちも大切なんですよね。

だからこそ、こういうコントってある意味、灘儀さんのツッコミ手腕をフル活用して、4人が次々繰り出すボケに対して、灘儀さんのツッコミ次第でウケ具合が大幅に変わると言っても過言じゃないような気がします…。
灘儀さんのツッコミが思う存分堪能できる、めちゃめちゃ面白い形式のコントなんですが。
なんか今回は、それこそ「もっちゃり」していた気がしていました。

なんだろう、なんか、「映画館」も「キャベツはどうした?」も、めちゃめちゃ笑って笑い過ぎて涙出るぐらい笑ったもんで、このコントがトリ(まだファイナルがありますが、6人のコントのトリ)を務めるということで、おおお、さすが!来たなー!と思っていたのですが。
やっぱり6つめのコントで大ッ爆笑して、そんで最後のファイナルコントに気持ちを繋げたいですからね、見ているほうも。

いまひとつ、テンポが悪かった…?なんかもう、こっちは息つく暇もないぐらい笑いたいのに、なんかテンポが悪い…。
「映画館」「キャベツはどうした?」で、あんなにも文句なしに爆笑させられたのが嘘みたいです。
いや、おもしろい…、おもしろいんだけど、あれっ?なんで?…となってしまいました。


ギブソンさんの実写版「ねずみ男」は素晴らしすぎました(笑)。
もうホントにこれは「ようこんな役者見つけてきたな!」ですよ。なんですかあの完全再現は!!(笑)
こんなん絶対次ギブソンさんねずみ男のオファー来ますって…!!(笑)そのまんまなんだもん…!!

あまりの完コピっぷりに、もうどんだけ才能を開花させれば気がすむんだギブソンさん…と感心するというか逆に怖いというか…(笑)。

そしてちょくちょく合間にフードとってやる気ゼロの顔とか…!(笑)もうほんとにあれは素晴らしい。2階からだったので顔は見えづらかったのですが、それでもあれはもう…!このギブソンさんの「ねずみ男」役は国宝級ですね…( 言 い す ぎ。 )

久馬さんのレレレのおじさんの…例の「お出かけですか」の声…(笑)
そして更には「しとめてやる!」のセリフが滑舌が悪すぎて灘儀さんに「え!?」と笑われる始末…(笑)
「滑舌悪すぎて何言うたのか全然分からんかった!!」
という訳で言い直し(笑)。

また、鬼太郎を先頭に歩いている際、ゴエちゃんがガチで段差から足を踏み外すというミラクルを起こす(笑)。
良いなぁ、七三にメガネの鬼太郎(笑)。
「全部見えてる!目が全部見えてる!ほんでメガネって!!」(笑)
ねずみ男とは真逆ですが最高に素晴らしいキャスティングです、国宝…ではないけど。(待てコラ)


あ、そうだ!こなきじじい役のボブ!
わたし最初、覚さんがやってるの??とか思ってました(笑)。
ブリッジ映像とこのコントが全然頭の中で繋がっていませんでした(笑)。
なのできょとんとしてしまいました…。


んー、せっかくEarth恒例、灘儀さんツッコミのコントだったのに、ちょっと物足りなかったかな…。
ねずみ男は最高ですが。しつこく言ってますが、それぐらいあれは凄かったんですってば…!
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嘘やけどな
>…どうでもいいですがなんだこのやる気のない役名一覧は…(笑)。

ここは
鈴木さん→主人公。
浅越さん→強盗。嘘やけどな。
ギブソンさん→刑事。嘘やけどな。
みたいな紹介にしてみられたらいかがでしょう?
と、なんとなく思いついたので書いてみました。

それはさておき、
ニュース映像ですら、作り手側の編集でどうにでもなり、編集しだいで視聴者の考えを左右できるというテレビ報道上の問題意識(メディアリテラシーというのかな?)が昨今話題となっていますが、そういう意味でも「On the air」は興味深い作品でしたね。
このコントが好きという方も多いの、判ります。

でも、私は「駄目だこりゃ」、実はいちばん笑えたかな?
あの長いボケは、ひとえに久馬さんが悪かったんですね。なんていうか、久馬さんらしいというか…。

その4楽しみにしています!


あゆか 2007/08/28(Tue) 編集
うは!
>嘘やけどな
めっちゃ笑ってしまいました!!(笑)そんな遊びも出来ちゃうんですね!(笑)
あゆかさんセンス良いなぁ…。

「on the air」、考えていて行き着いたのが「芸人のネタをカットするテレビ番組」の存在。
それとこのコントとを繋げて、こんな「逆襲コント」なんて二つ名を勝手につけてしまいました。
でもこれ、ほんとに興味深いコントですよね。
(たとえコント作者にそんな深い考えがあったわけではなかったとしても。)
(実際はどうなのか、気になってきましたよ。笑)

「駄目だこりゃ」、東京では久馬さんが暴走したとお聞きしました…(笑)。
なんかもう、確かに「らしい」と言えば「らしい」ですね…(笑)。

でもホントに、ひとつひとつ見ていて、今回、久馬さんの出番が少ないなぁ…?と思いました。
と、言うよりも、結構5人が全員舞台上で揃っているコントが少なかったような印象です。
あいき 2007/08/28(Tue) 編集
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