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11月1日
中之島演劇祭 ザ・プラン9「地上最低のショウ」

つづきです。

+ + + + + + + + + +


まるで修学旅行の夜のようにはしゃいでいる原田。高野に好きな奴誰や、と聞いたり、蘭と斎藤の関係を推測してみたり。原田は蘭のことが気になるらしい。
斎藤と蘭は付き合っているんじゃないのか、でもひょっとしたら兄妹の関係かもしれない、いやもしかしたら教師と生徒、いや医者と患者の関係?!
しかし…ふと原田は思い出す。
修学旅行といえば、自分は昔、貧乏で修学旅行に行けなかった奴に、お金を貸して修学旅行に連れていってやったことがあった。
原田の父親は、小さいながらも会社の社長だったのだ。
とは言え原田自身は、親に金があるのをいいことにフリーターの身で、お金があるわけではなかったのだが。
粟津「でも…凄いことですね」
いつの間にか起きていた粟津が話に加わる。(相変わらず頭が長い。)
原田「ああ、起こしてしまいましたか」
ずっと後ろで新聞を読みふけっている新高に、今の話を聞かれていたのか気にする原田…だが、新高は新聞を読むのに夢中で何も聞いていないようだった。
どうしてそんなに新聞にこだわっているのか?その場はのらりくらりとかわす新高。
新高「今(昨日?)読んだ新聞には、貴花田と宮沢りえが婚約したって書いてありましたね」
原田「どんだけ古い記事ですか!」
粟津「あの二人破局するで」
新高「言ったらあかんー!!」
原田「推理小説やないんですから!推理小説の犯人をバラされたんと違いますから!それに新聞以外でもニュース見とったらやってるでしょ」

原田と高野が眠ったあと、粟津は新高に問い詰めた。なぜ新聞を読んでいるのか?

新高「人を…車で撥ねてしまったんです」
その瞬間は、人だとは思わなかった。しかしお酒も飲んでいたしスピードも出していた、自首するのは怖かった。
昨日の新聞には、撥ねた人は意識不明の重体だと書かれていた。
しかし、今日の新聞を見ると…。その人は、意識が戻り命に別状はない、と。
会社もリストラされ、自殺をする気で家を出た時、郵便受けにここのサーカスのハガキが入っていた。
死ぬ前に、楽しんで逝けたら…。そう思ってここにやってきたのだと言う。

でも、結局自分に死ぬ勇気なんてなかった、そう自嘲する新高に、粟津は言う。
「生きていくほうが、よっぽど勇気のいることです。
生き抜くことのほうがよっぽど根性がいります。死んでしまうほうが、よっぽど根性なしです。
まぁ…こんな自分が言うのもなんですがね…」

新高が聞いてみれば、粟津はゆっくりと…
自分の頭のヅラを外した…
新高「はッ…!!」
自分のヅラをゆっくりと久馬さんのほうに押し付ける灘儀さん(笑)。どんどん追いやられていく久馬さん(笑)。

粟津は借金取りに追われていた。
粟津「だからこうやって…変装しているんです…」
新高「…余計…目立ちませんか…?」
その借金というのも、粟津自身の借金ではなかった。粟津の友達の借金だったのだ。保証人になったものの、友達は行方をくらまし…。
粟津「親友だったのに…。いや、親友だったと、思っていたんですがねぇ…」
凄いイリュージョンだ、と粟津は笑う。これをショーでやったら、ウケること間違いなしだ、と…。

話が終わり、二人が眠りにつくと…
一人のピエロが、雑魚寝をしているみなのもとへやってくる。ピエロのMr.カーンは、そっと手紙を置いて、無言のまま去っていった…。「ごめん」とだけ、書かれた手紙を。

翌日、懐かしい姿がそこに…
ダジャレンジャー、合体!!「きりん!」(ゴーン)
いや、明転した瞬間目に飛び込んできたのは、「禁洒法」の「きりん」の姿でした。あれが生で見れるとはねぇ…!(笑)
当たり前ですが、サーカスの出し物なんて全く出来ない素人たち。何をすればいいのかも分からない。
新高は、自分が飼っている猛犬は芸ができるよ!とアピールするも、余りにも地味すぎて却下。しかもその猛犬とやら、話を聞けばチワワだった。
久馬さんの飼い犬、という訳でR-1を思い起こしてしまいました。
ちなみに斎藤が高所恐怖症、というのは「こわがり」…、え、全公演分のが入っているの?(笑)まぁこれだけ公演を重ねていれば、どっかで引っかかる部分は出てくるとは思いますが。
斎藤が高所恐怖症というのは、伏線っぽく出てきた設定の割りには後に繋がる部分が何もありませんでした。
新高「じゃあ綱渡りとか?」
綱はツナでも、シーチキンの上を渡るそうな…。「油で滑るから気をつけな…」

そこに団長がやってきて配る紙には、ダンスの振り付けが書かれていた。サーカスと言えば来訪者を迎える華麗なダンス。これを皆さんに覚えてもらいたい。
「そんな、いきなりこれを見せられても出来るわけがない!」
とりあえず、ピエロ二人のお手本の動きを見ながら、さらっと流すだけやってみよう、となり…。

久さん、ギブさんを除き、舞台下手から灘儀さん、平山さん、木村さん、鈴木さん、竹若さん、仙堂さんの順番で並び、華麗なるダンス(笑)。
これもめっちゃかわいかったです!位置的にも鈴木さんが良く見えたのですが、やっぱりダンスいいですね(笑)。流れる軽快な音楽と同時になめらかに踊る6人。途中、ピエロが思いっきりセットの上からジャンプしたり、コミカルな動きのまぁ素敵なこと素敵なこと!
プラン恒例の歌orダンスシーンですね(笑)。
サーカス!といった曲に合わせて、大人数でダンスしている姿はやっぱり素敵でした!
もう一回見たい!とめちゃくちゃ思いました(笑)

蘭ちゃんの気を引こうとする原田(ギブさん)が男子中学生に見えました…(笑)。
その後、病気に感染した猛獣の代わりに熊の着ぐるみを使おう、という団長のアイディアでひともんちゃくあったり…。

そんな中、いつの間にか原田の姿が消えていた。粟津の姿もない。
新高のセリフで、「粟津さんもいませんね」とあるのですが、「新高さんも…粟津さんもいませんね」と間違えていました。新高は自分の名前です(笑)。
それに気がついた時…「助けてー!!」
原田の悲鳴が聞こえた。

原田は上半身裸でロープで縛られ、その後ろで粟津が原田を睨みつけていた。(ちなみにあの頭の長いヅラはもう取ってます)
原田が友達の分の修学旅行のお金を出してあげたことを聞いていた粟津。原田を脅してお金を巻き上げ、自分の、いや、自分の友達の借金も返済して欲しいと言うのだ。
勿論原田自身はお金なんて持っていない。そう伝えると、ならば原田を誘拐し、原田の父親に身代金を要求すると言い始めた。原田を蹴りつけ、番号を言うよう脅迫する粟津。
で、脅迫する際にムチが登場。
その瞬間、私の脳裏に浮かぶのは勿論…ダジャレンジャー、もとい変態戦隊。
変態戦隊来ちゃった!!(笑)灘儀さんの顔が!顔!顔!!(笑)
粟津「お父さん、お母さん、産んでくれてありがとうと言え!!」
結構凄い音してましたが…。ギブソンさんは舞台で倒れているので見えなかったのですが、まーこのシーンは灘儀さん嬉しかっただろうなぁ…(笑)。
というか、ギブソンさんが上半身裸になっている必要はあったんだろうか…。

一体何をしているのか!飛び込んできたのはピエロのMr.カーン。
カーン「…あ、失礼しましたー」
原田「違いますよ!こういう趣味のじゃないんで!助けてください!!」
粟津「いや、こいつが俺を縛ってムチで叩いてくれって頼むんやから…」

カーンは、ピエロの衣装の帽子とカツラを取り、粟津に言った…。
カーン「久しぶり…やな…。ああ、…こんなメイクしてたんじゃあ、分かんないか…」
粟津「お前…。今までどこ行っとったんや…」
カーンは、粟津に借金を押し付け行方をくらました、友達だった。
次々とその場に現れる団員たち。
カーン「そんなことより、お前達、逃げろ!危ない!春川だ!!」
粟津「春川?」
カーン「覚えてへんのか?!春川なんや!空気人間や!空気人間の春川だ!」

「君…余計なこと、喋りすぎ…」

そして、ピエロのMr.ポーンの首をロープで絞めながら、団長が姿を現した…。

「春の川には…沢山の草が生い茂るからねぇ…だから、八千草。
でも、偽名なんて使う必要、なかったんだ。
だって、誰も僕のことを覚えている人なんていなかったんだから…まさに、空気人間だね」

八千草団長、いや、春川は語りだす。「君たちは特にひどかったよね!」
自らがされたいじめをサーカスのショウに見立て、春川は皆に恨みをぶつける。春川が興奮する度、ロープで首を締められたポーンが苦しげに引っ張られる。
「さぁ、ここに君たちの死体が並ぶことになるんだ!なんて素敵な…地上最高のショウなんだろう!」
やめろ、と止めに入ろうとする斎藤だったが、春川は動じない。
「おや、そんな口を聞いていいのかな?さぁ、見せてやってごらん…」
その言葉に斎藤は抵抗ができなくなる。なぜなら、斎藤のジャケットの内側にはダイナマイトがつるされていたから。
勿論その爆弾のスイッチは春川が持っている。
「もう、一人ずつ絞めていくのも面倒だし、これで一気にやっちゃおうか?」
そして春川がそのスイッチを押そうとした瞬間…

銃声と共に現れたのは、粟津の借金を取りに来たと勘違いされていた、菅(島木)。
彼は刑事だった。殺人未遂の現行犯で、春川を連行する菅。
その時、新高が言った。
「僕も…、僕も一緒に連行してください」
新高は、人を車で撥ねてしまったことの償いをする決心がついたようだった…。
春川と新高の二人は、刑事に連れて行かれた…。

原田「あんなに…追い詰めてしまっていたなんて…」
僕らはただ、ふざけていただけだったのに。
春川をそこまで追い込んでいたことにうなだれる原田。
原田には、自分が春川をいじめているという自覚が本当になかったんでしょうね。修学旅行のお金を出して、一緒に行こうとしていたわけですから。

でも、危うく皆殺しにあうところだったが、助かった。
が、助かった喜び余って、団長が持っていたダイナマイトの起爆スイッチを押してしまうピエロのMr.ポーン。
全員その場に伏せ、慌ててジャケットを脱ごうとする斎藤。しかし間に合わない(ていうかジャケットが引っかかって脱げない)。そして…

山に響いたのは、花火の音だった。
ポーン「スイッチをすり替えておきました…」
高野「ああ…これは、なんて綺麗な花火なんやろう…。まさに、地上最高のショウや!」
だがしかし、ここは山奥…そこで花火。
気がつくと、山火事になっていた。
高野「これは地上最低のショウや!」
とりあえず逃げろ!!全員その場から逃げる…が、実は粟津に現金を脅迫されていて、上半身をロープで縛られていた原田だけは、誰にもロープをほどいてもらえず逃げられない。
膝だけ使ってなんとか縛られたまま逃げる原田…。

地上最低のショウ 完。


エンディングトーク
まずは5人のみ登場。
団長、最初から最後まで裸眼のキャラだったゴエ氏、なぜかエンディングトークで出てくる時にしっかりと眼鏡をかけて登場…(笑)。
テント公演で、お芝居の真っ只中に救急車が通り過ぎる音が、思いっきり聞こえていたことについて。
鈴木「効果音なのか本物なのか分からんぐらいでしたね。なんか言いながら走ってましたね」
久馬「地上最低のショウ。地上最低のショウ」(笑)
ゴエ氏は、あの救急車の音を聞いて、救急車の音が自分の最後の見せ場のセリフ、いじめられていたことをサーカスのショウに見立てて恨みをぶつけるシーンにかぶってしまっては嫌だなと考え、救急車が通り過ぎるまでゆっくりとセリフを喋っていたそうな。
見せ場とか、やっぱり考えるんですね。
本当に、一瞬効果音かな?と思いましたもの(笑)。最後のシーンでパトカーとか通り過ぎたら凄かっただろうな…^^;

さて、ゲスト紹介。
まずは平山さん。声ちっさい!(笑)元JACですか!
お次に仙堂さん。宝塚から新喜劇に入ったことについて、鈴木氏一言、「阿呆ちゃう!?」
続いてバッファロー吾郎。私の予想どおりというかなんというか…。エンディングトークでも、じっと見つめているだけで何も喋らない灘儀さん、バッファロー木村さんの話になった途端にものっそ生き生きと動き、喋り始めましたよ!(笑)仲良しさんですからねぇ。
木村さんのセットの階段の登り方、ものっそ面白かったです…!
そして島木さん。共演者の名前を全然覚えない島木さん。灘儀さんの名前の覚え方が凄かったです。
最後に手を振ってお別れです。
テント公演、お疲れ様でした!!

もう少し詳しい感想は「その3」へ続きます。

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