こちらは
THE PLANET9 Earth~コントstyle~「足痛いのにがんばった」名古屋公演
5thコントからエンドトークまで。
オープニングから4thコントまでは「足痛いのにがんばった その1」をどうぞ。
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走る少年。と、そこにカメラに映りこんでくる久馬さん。少年の走りを邪魔します。少年に対し、足痛いのにがんばってるのか!がんばれよ!私そこのコンビニで働いてるんです、ジュース売ってます、ジュース売ってるんです…と散々言う…。
5thコント「勝子抄」
キタコレ!!遂にこのコントキタコレ!!このコントの感想書くのに辿り着くまで長かったなコレ!(笑)
ゴエ=コンビニの店長
久馬=コンビニの店員
ギブ=勝子
鈴木=忠夫
なだぎ=コンビニのアルバイト兼忠夫のクラスメイト兼オカルトバイオレンス団体の一番偉い人
・コンビニの事務室らしきところにて、ゴエさんに怒られている鈴木さん。どうやら彼が万引きをしたらしい。
・暗転中、板付きの久馬さんがさきほどのコントから髪の毛をがしがしとなでつけてスタンバイしているのが見えました(笑)。
・さて、この鈴木さんなのですが…。「勝子抄」というコントのタイトル、そして明転してパッと目についたのが、あの見慣れた制服姿…中に赤いシャツを着ている、「アレ」と全く同じ衣装、机の後ろに立てかけてあるのはギターケース…!
正直、このタイトルを見ても、この鈴木さんの衣装や喋り方を見ても、いまひとつピンと来ていない自分がいました。信じられないというか…もう既に多々のキャラを演じてみせたギブソンさんが、まさか、まさかあのキャラで出てくるわけがないでしょ、それに真田だって前のコントで出ちゃったし…。そう思っていました。(笑)
・鈴木さんの鞄に入っていたのは「てばちょん」。手羽先とチョコを合体させた駄菓子らしい…(笑)。食いたくねぇ…!(笑)末恐ろしく食いたくねぇ…!
・ゴエさんが鈴木さんとの身長差ネタをやったのが密かにお気に入りです(笑)。ゴエ「あ、こうか?」鈴木「馬鹿にしとんのか」
・さて、ゴエさんは鈴木さんを、てばちょんを万引きした万引き高校生だと頭ごなしに決め付けます。しかし鈴木さんには心当たりが全くない。
そこに現れたのが…
勝子。(Fromアオいアオいアオい空)
何か店が騒がしい、と久馬さんが様子を見に行くと、袖であの蛇拳の効果音!久馬さんを叩きのめし、現れたのはもう確信せざるを得ないあの黒髪ロングストレートにブレザー姿のギブソンさん…勝子!「人に指を差すなぁー」のお決まりのセリフも!!
そして流れる勝子のテーマソング(笑)。いつの間に作ったんだよ…(笑)。二回ぐらい流れたと思いますが、最早アイドル扱いです。
鈴木さんを「フナムシ」呼ばわり(笑)。そう、もう認めざるを得ない、鈴木さんは「アオいアオいアオい空」の忠夫!!
まさか、まさかの再登場です!!この公演が別名「ギブソン祭り」と呼ばれた訳がようやっと理解できました…。
・忠夫が事務室に行ったとのことで、勝子もそこにやってきた…。
・そして更に現れたのが、忠夫のクラスの留学生のなだぎさん。彼…あいや、女の子の役なので彼女は、ここのコンビニでアルバイトをしていたのだった。
なだぎさんは、「タコの会」という、全くイカがわしくない宗教を紹介する。その会に入ればどんな悪行を行った子でも、改心することができるのだ…
様子がおかしいことに気がつく忠夫。この留学生、ここのコンビニの店員たちとグルで、忠夫たちを宗教に引きずり込もうとしているのだ。
忠夫「どうしよう!逃げな!」
何やら怪しげになだぎさんに向かってひれ伏す久馬さんとゴエさん。その様子を見て…勝子もまた同じようになだぎさんに向かってひれ伏す。
驚く忠夫に、勝子は言う。
「そっちのほうが、面白いじゃん☆」
アオい空の中でも出てきた、あのセリフです(笑)。
宗教に入ったフリをして様子をみてみよう、ということなのですが、「足をよこせー」と、久馬さんがチェーンソーを振りかざし、忠夫の足をぶった切ろうとし始める。
いよいよヤバい、という時になって、勝子は言う。
「なんや、こいつら宗教団体かと思っとったら、ただのオカルトバイオレンス集団やった。おもんないから帰ろ」
か、帰るって、どうやって…?と思っていたら、
久馬さんの片目をえぐりとる勝子!!(バイオレンス度上がってますよ!!?)
勝子はピンポン玉を手にして、のたうち回る久馬さんをよそに、その目玉をなだぎさんに手渡す…
放心状態のなだぎさん、目を返して…!と叫ぶ久馬さんの横で、ピンポン玉(久馬さんの目玉)をぽーん、ぽーんと床にバウンドさせる…。その店からは延々と叫び声が響いておりましたとさ…。
・「ほななー」の勝子がかわいい…。
・勝子「こいつ町のド真ん中で大砲ぶっ放して…」と、アオい空の話をする勝子!ということは、このコントはアオい空の後日談ということなのですね!
・ちなみに忠夫の鞄にてばちょんを入れたのも勝子です。
・勝子「シャーク先生が怒ってはるわ」
シャーク先生…!!
ホント、勝子、忠夫が出てくるなら、シャーク先生も再登場してほしかった…!是非に!!
・それにしても、オケイグ大好きな自分は、ホントにこのコント(…というよりかは、ミニストーリー?)は嬉しかった…。なんていうか、あの大好きな本公演「アオいアオいアオい空」の番外編、という感じで、普段の勝子や忠夫たちの様子がちょっとだけ垣間見れる、それが本当に嬉しかったです。
そう、勝子や忠夫は普通の高校生だけれども、一癖ありの勝子のせいで、周りにはトラブルが絶えない…そんなドタバタした日常を、もっと知りたい!と思っていた自分にとって、このコントは本当に嬉しかったです。
ただ、これを一発目に見せられたら(アオいアオいアオい空を全く知らない人が見たら)どうなんだろ?という気がなきにしもあらずで、これってホントに、本公演を見た人にしか分からない楽しさ、嬉しさだなぁ…と思いました。
そういうのって、どうなんだろ?普通にコントを楽しみたいと思っている人にとっては、過去の人気キャラを出されては、「コントの質」ではなく、「キャラで」ウケをとっている、みたいに思ってしまうかも。(勝子を知らない人は、会場の湧きっぷりについていけなかったのでは…?それって凄く勿体ないと思ったので…。)
だからもういっそのこと「キャラ祭り」をやっちゃえばいいのになぁ、と思いました(笑)。過去本公演のキャラの後日談やら本公演前の裏話やら。私はそういうの大好きなのですが。
勝子や忠夫の日常、ホントにそれが垣間見れて幸せでした。
是 非 第 二 弾 を…!!
オケイグの三人って、一緒に水族館行ったりホントに普段から仲がいいんだなぁ、と思っていたので、そんな三人の日常風景、また見たいです。切に見たいです。
勝子と再会できて、本当に嬉しかった…。
・と、いうか、
勝子の再登場ばかりフューチャーされておりますが、
さり気なく再登場を果たしている忠夫のことも誰かフューチャーしてあげて…!(笑)
・ああ、高校生といえばコンビニ。コンビニといえば高校生。いいなぁ、本当にいいなぁ。大好きです、日常の匂いがぷんぷんするこのお話。(最早「コント」ではなく「サイドミニストーリー」としてとらえている…。)
・ちなみにコンビニといえば「LAW’S ON」だろ?という訳で、あの制服じゃなかったことが始終不服だったのですが(笑)。さすがにあれはまんますぎてNGだったのかしら(笑)。
・忠夫の足を切ろうとする際久馬さんがぶつぶつ言う言葉…「ハンマーがふりおろされる…」ブルーハーツ…(笑)元ネタが分かると非常に楽しいもんです。
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走る少年、もう駄目か、と諦めかけているときに、足を引きずりながら歩く人が…。「ほら、あんなに足痛いのにがんばってる人がいるんだよ」また、そのあとを追いかけるように、片目を抑えて久馬さんが通り過ぎる…「ほら、あんなに目が痛いのにがんばっている人もいるんだよ」(←勝子にえぐられた目のことですね…)
6thコント「お葬式」
ゴエ=妻の恩師が亡くなった為、妊娠中の妻の代わりにお葬式に参加
久馬=妻の同級生。
鈴木=恩師の息子
なだぎ=お坊さん
ギブ=ひょひょ
覚王山=恩師。スクリーンで映像のみの参加。
スクリーンを使ったコント。舞台でお芝居が進行すると同時に、スクリーンにゴエ氏の心の声やツッコミが文字で映し出されるわけなのですが、
そのスクリーンが小さい(笑)。
久馬さんの頭で文字が隠れて見えなかった時はどうしようかと思いました。あれ後ろのほうの席の方、ちゃんと見えていたのかしら…?
こればっかりは劇場のアレなのでとやかく言える筋合いではないのですが(レポ冒頭でむっちゃ強調してたような気がしますが)、残念だったなぁ…。大きいスクリーンで見たかった…。
さて、妻の代理で葬儀に参加したはいいものの、周りに知り合いは誰もいない。そんな中出会う4人のおかしな行動に、困惑するゴエ氏…。
・只今の奇跡率
素晴らしい!!(笑)
これ活字で上手く表現できないのですが、あの円グラフでの「奇跡率」表記は素晴らしいな、と思いました(笑)。
・久馬「ゴゾンジユウヤです」
これは…聞いた時からああ、と思ったのですが(笑)。
・鈴木氏、金ぴかのジャケットで登場。この時のゴエ氏の心の声(ツッコミ)が最高です、
喪に服す気あるのか?
この鈴木氏の金ぴかジャケット、マジで眩しくて(笑)、二、三回ほど、反射した光が私の目を直撃しました(笑)。
・戻った!!
・me!
・はっ、つい興奮して英語になってしまった…
↑これホント好き…(笑)。
このコントを見ていて本当に思ったのですが、ゴエさんって言葉の選び方がホントにうまいな、と…。
後にギブソンさんが謎の役「ひょひょ」で登場した際の心の声も、
「ひょひょとは?」
なんですよね。
「ひょひょって何?」でもなく、「ひょひょ??」でもなく、「ひょひょとは?」なんです。こういう言葉の選び方のセンスの光っているところが大好きなんです。
それにしても、ひょひょに心を読まれた時も、「一回興奮して英語になったことも知ってますよ…」みたいなセリフ(スクリーンでの文字)があったと思いますが、あそこにこれを持ってくるとは、ゴエさん、どこがウケるのかちゃんと計算づくで分かっていらっしゃるんだな…と思ったり。何気に「宇野君と村山君」や「ひょひょ」という人気キャラを生み出している辺り、さり気なくコントメイカーだなこの人…。
・鈴木さん、久馬さんに対して「オダブツさん、」と言ってしまい、ん?となる…(笑)。名前を間違えてしまったちょっとしたNG。イイもん見れました(笑)。
・ひょひょのジャージの色が「見晴らし」の時と違う…(笑)。さり気なくカツラも微妙に違っていたような…?
しかしひょひょはひょひょ。まさか、勝子が出たのだからもうギブソンさんの「ひょひょ」は、さすがに今回はないだろう…と思っていたら…
裏切ってくれるのがプラン9なんですねぇ(笑)。
もう、ほんとギブソン祭り(笑)。
・覚王山さん、亡くなった恩師役という訳でスクリーンでのみの登場…大阪ではエンディングトークで出てきてらしたらしいですね…(涙)。生の覚王山さん、是非お会いしたかったです…(涙涙)。ああ、「庭球男」のような素晴らしい役で(要するに生で)お姿を拝みたかったです…。
・「アスパラガスを食べる時はいつもマヨネーズをつけていました」
・なだぎさん、お坊さんの役なのですが、「関わりたくない」というゴエ氏の心情がむっちゃリアルです(笑)。
それにしてもやりたい放題のなだぎさん、私、初めて、生で、生の舞台でここまで縦横無尽に、傍若無人に、自由奔放すぎるほど自由に動くなだぎさんを見ることができたような気がします。こりゃ他のメンバーも苦労するわ…(笑)。あの攻撃を常日頃からくらっているゴエ氏を考えると、ほんと、凄いな…という言葉しか浮かんできませんでした(笑)。
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走る少年、あと少しでゴールだ。…そこにバイクで奇声を発しながら疾走する二人…お坊さんのなだぎさんとひょひょ…
そして少年はゴールした。大きな木の下へ、花束を届けることに成功したのだ。
流れるエンディング曲、スタッフロール(が、スクリーンが小さくて読めません)、スーパードキュメンタリー2006、少年は走った、完。
…そして終わったと同時に、倒れるカメラマン…テレビスタッフ、久馬さん。なんと久馬さんの足には包帯が巻かれ、赤い血がにじんでいた…。
久馬さんを取り囲む他のテレビスタッフ達、よくがんばった!足痛いのによくがんばった!!口々に久馬さんを褒め称えるみな…。
本当に足痛いのにがんばっていたのは、走り続けた少年ではなく、カメラマンのほうだった…。
ファイナルコント「足痛いのにがんばった」
ゴエ=国会司会者=1stコント「スクープ」国会司会者
久馬=役者もしていたカメラマン=2ndコント「キャベツはどうした」2本目のホラー映画に登場する役者
ギブ=鞄を見にきた青年=3rdコント「擬音祭」たっちん
なだぎ=シーズー=4thコント「愛の架け橋」リエコ&シーズーのシーズー
鈴木=エレベーターガール=6thコント「お葬式」ゴエ氏の妻
・とあるデパート。
・エレベーターガール、鈴木さん。しかしどう見ても妊娠しているとしか思えないお腹。
・エレベーターに駆け込むギブソンさん、「明日むかしの仲間たちと鞄を買いに行こうってことになったんやけど、僕よう分からんから下見に来たんです」
という訳で鞄売り場までお願いします、とギブソンさん。しかし鈴木さんは、一階から順番に言っていかないと、鞄売り場がどこなのか分からない。
鈴木さんの説明によるとこのデパート、相当面白い造りです(笑)。
結局鞄売り場は屋上に。しかも屋上全部が鞄売り場です。雨が降ったら台無しです。
・じゃぁ屋上まで、と頼むギブソンさん、と、そこにまた、エレベーターに駆け込んでくるシーズー。
シーズーを見た途端、「仕事場にまで来ないでよ」、と鈴木さん。どうやら彼女の手広さは相当なもののご様子(笑)。
シーズー「いやぁ、実は明日、一日署長をやることになってね」
と、ここでなだぎさん&鈴木さんの下ネタ大好きコンビ(笑)による、下ネタというか下衆ネタ(笑…。)が繰り広げられるのですが、1stコントから、隙あらばといった感じで下ネタをちょいちょいやっていた鈴木さんですが、私はここでの下衆ネタで凍りつきました…(笑)。他は全然気になりませんでしたが(笑)。
・あと、シーズーはお相手の女性の名前をかなり間違え、そのたび窮地に追い込まれ苦しい言い訳をするのですが、ここでもシーズーは「ヨウコ」という名前の鈴木さんを「ハルミ」と呼んでしまいます。
この時の言い訳の「Hello me」が、シーズーの言い訳の中で個人的に一番好きです(笑)。「Hello me」って…(笑)。
・という訳で上へ参ります、のエレベーターに、またまた駆け込んできたのがゴエ氏と久馬さん。
これでやっと動き出したエレベーター、が、上昇中、ガクンと止まってしまう…。事故?
どれだけボタンを押しても動かないエレベーター。閉じ込められた5人。
カメラマンとしての自信をなくしていた久馬さんは、ゴエ氏に、こんな事故の真っ只中、お前はまだカメラマンなんだろう?だったらこの事故の様子をしっかり撮っておくんだ!と励まされ、持っていたデジカメでエレベーター内を撮り始める。
鈴木さんがいきなり産気づく(笑)。
なだぎさんがいきなり「腹が減った」とゴエ氏に絡む(笑)。
ちなみに鈴木さんが産気づいた際、思いっきり久馬さんはデジカメで鈴木さんの股間を撮りまくる…(笑)ギブソンさんに突っ込まれていたのは言わずもがなです。
また、なだぎさんの尋常じゃないゴエ氏への絡みっぷり!!(笑)ギブ「その人をどうしようとしてるんですか!?」(笑)ホントにどうしようとしてるんですか!?(笑)な動きで「腹が減った…腹が減った…」
もうこの絡まれてる時のゴエ氏の本気で嫌そうな顔がたまらんです(笑)。
お腹がすいたのなら、ここに「てばちょん」がありますよ、と、5thコント「勝子抄」の「てばちょん」が登場。
ゴエ「でもそれ、明日から高くなるんですよね」ギブ「え?なんで?」ゴエ「消費税が45%アップするので…」ギブ「おたくえらい詳しいですね、そういう仕事の方なんですか?」ゴエ「ええ、まぁ…」
・今まで見てきたコントが全てつながった、そんな時、上から脱出できるかもしれない、となる。
「じゃあ私を土台にして!」と鈴木さん、妊娠しているお腹を上にして「この上に乗って!」と(笑)。
そんなわけにはいかないとギブソンさんのツッコミで一蹴され、ゴエ氏の上にギブソンさんが乗ることに。
…が、そこで明らかに持ち方が妙なゴエ氏…(笑)なぜか組み体操の「サボテン」(…だったかな?あの技)をやる二人(笑)。
そんなことしてる場合じゃない、と真面目に肩車をする。が、どうやら脱出は無理なようだ…。
もう駄目か…自分がいるせいで、こんな不吉なことが起こるんだ…ますます落ち込む久馬さん。
「壁にぶつかった時、その壁にもたれて、ちょっと休んでみてもいいんじゃない?」
鈴木さんが、ふと、言い始めます。
誰だって、生まれたくて生まれてきたわけじゃないもんね…。この、自分のお腹にいるこの子だって、生まれたくて生まれてくるわけじゃないのかもしれない。ひょっとしたら、この星、この地球だって、生まれたくて生まれたわけじゃないのかもしれないね。
でも、何かの偶然で生まれてきて、そして生きて、悩んで、迷っていく。
そんな時、生きていく時、壁にぶつかることは必ずある。
こうやって、壁にぶつかった時、その壁にもたれて休んでみてもいいじゃない。
・もの凄く、ドキッとする言葉でした。
誰だって、生まれたくて生まれてきたわけじゃない。でも、生まれてきて、そして生きている。
生きていく時に何かの壁にぶつかった時、その壁に背をあずけて休んでみてもいいんじゃないのか?
また、「偶然」というキーワードはこのコントスタイルのオープニングで5人が言ったセリフでもあります。オープニングのあのシーンが蘇りぶわっと胸が熱くなりました。ここともシンクロしているとは…!
しかしそのセリフを、さっきまで「私の上に乗って!」と赤ちゃんのいるお腹を上にしたりとボケにボケ続けていた鈴木さんが言ったので(笑)、この変わりようは何!?と思いました(笑)。
しかし鈴木さんにこういうセリフを言わせるのはホントずるいわぁ…。彼がこういうセリフを言うと、本当にドキッとします。誰よりも台本を奥深く読み込む鈴木さん、彼はセリフを自分のものにしますからねぇ…。
・鈴木さんの言葉に、希望を持つ久馬さん。
と、エレベーターが動いた!
喜び、開いたドアから真っ先に降りる久馬さん、「あっ、ここ駐車場よ…」鈴木さんの言葉と共に暗転…そして響く悲鳴…「ぎゃーっ!!」
車に轢かれた久馬さん、「スーパードキュメンタリー2006」は、この時の怪我で足が痛いまま撮らなければならなくなったのだった…。
おしまい。
エンディング
・全てのコントは終わり、5人がセットの前に立ち、ポーズをとります。
それぞれポーズをとっているのですが、うーん…一人、どうにも妙な動きをしていらっしゃる方が…。
カメラマンの久馬さん、コントで使っていたデジカメを構えるポーズなのですが、それを客席の右から左へと、動かしているのですよね…。
赤い電源ランプもついていましたし…あれってひょっとして、客席のお客さんを撮っていたんじゃないのかなぁ…(笑)。
エンディングトーク
・めっちゃ短かったですよ(笑)。
とりあえず物販の宣伝の為、足痛のTシャツを着ているギブソンさん。
また、次回本公演は東京と大阪で…つまり名古屋はやらないんですが…と言う鈴木さん、なんとなく微妙な空気になる会場(笑)。
「まぁ丁度真ん中やし。どっちかに行ってください」(笑)と、久馬さん。
丁度この真ん中で…と客席を真ん中に分け、「こっち側の人はJR、こっち側の人はアーバンライナーで」(笑)。
私どっち側に振り分けられたんだっけ…(笑)。多分JR側だったと思います(笑)。
「編集者竹一平の苦悩」は名古屋でインストアがあるよ!と告知をし、そんなこんなで名古屋公演はおしまい!
楽しい時間を、本当にありがとうございました!!また名古屋に来てね!(笑)
全体の感想としては、やっぱり「見晴らし」形式じゃん、と思いつつも、ああ、やられたな、と思ったのが、6thコント後のアイキャッチとファイナルコントとのリンクでした。
最初に「足痛いのにがんばった」のは、実は走っていた少年ではなく、カメラマンの久馬さんだった、という「オチ」を見せておいて、そして次の「ファイナルコント」で、1stから6thまでの全てのコントを織り込みつつ、なぜ久馬さんが足に怪我をしたのか、という理由が分かるという、この構成に、なるほどなぁ…と思いました。
コントとコントの間に流れるアイキャッチ。全てセットチェンジの為やちょっとしたお遊びのつもり…だと思って軽く見ていたら、6つのコントが最後のコントでひとつのお話に繋がると同時に、このアイキャッチもまた、この最後のコントの重要なキーを握っていた…。(と、いうか全てのアイキャッチはファイナルコントの前フリ?)
二重に、オープニングもいれるならば三重にリンクするこの作品。
お見事でした…。
勝子や真田が出てきたのは、ファンサービスがいいのか悪いのかよく分かりません(笑)。まぁそれは「勝子抄」で書きましたし。
本当に、東名阪コントライブ、お疲れ様でした!!
このコントスタイルに参加できて、本当に幸せです!
プラン9と出合えた、そしてこうして素敵な舞台を見ることができた「偶然」に感謝して…。
ありがとうございました!!