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(2008.2.7)
そう言えば「ヒロイックシンドローム」の感想を検索してなかったな、と思ってやってみたのですが、
まぁ、「イマイチだった」、って人、多いなぁ。当たり前だと思うけど。普通にお芝居を見ている人ならね…。
むしろこれで「ヒロイック」の評判がよかったら、引くわ。…わたし。だってわたしもイマイチだと思ったもん。見たときさ。

+ + + + + + + + + +
結局、「何が言いたかったの?」だと思うんだよな…。
ツメが甘すぎるような気がする…。

この程度のお芝居で「よかった!」なんていう感想が目立つようじゃ、ほんとに神保町に来ているお客さんの頭がおかしいとしか…思えないもん…。
だから、これは「イマイチだった」っていう感想が正しいと思うよ…?いや、正しい正しくないとか…、なんかまたこれが結構アレな…アレな問題になってくるよね、言い方がね…ネガティブじゃなくて…なんだ…ナイーブ?なんだ?(笑)繊細な問題になってくるからね。

ちゃんとした質のいいお芝居を見せないと、神保町の客は騙せないよ、ってことを、もっとアピールしたほうがいいと思うんだよね…。


でもわたし、「ヒロイックシンドローム」好きだなぁ!(笑)


お金を払って見る「お芝居」としては、確かに話もいまひとつだったかもしれない。物足りない、と思うかもしれない。
でも、わたし、この「お芝居」猛烈に好きなんだ。
めっちゃ好き。大好きです。演者さんも好きだし、その演者さんが演じる、話の中に出てくるキャラも好きだし、衣装も(笑)好きだし、お話(扱っているテーマ)も好きだし、神保町花月が好きだし(笑)、この、あえて不可思議なメンバーで行う(ある程度人気の無いようなメンバーを揃えるというこの冒険。)(一輪も華が無い、というこの役者陣。褒めてます。わたしにとっては褒め言葉です。)、そのやる気がいいなー、と思います。
やる気がめちゃめちゃあるのか、それともめちゃめちゃ無いのか、のどっちかだよなー。と。

結局、「演者」さんが好きだからなんだろうな。
このキャラをこの演者さんが演じているから、このお芝居が好き。
そういうことなんだろうな。
話のテーマは、だってもう、「ヒーロー」っていう設定が好き。「ヒーローが苦悩する」っていうお話のテーマがもう、好き。
それをマーさんが演じちゃう、っていうのが、もう最高に好き。
でも、「ヒロイックシンドローム」では、扱いづらいような、使い古されたような、考え出すとどこまでもいってしまうような、むしろそこをもっと突き詰めて考えてほしかった!っていう話の題材を、どうも、まだコトコトと煮込んでいなかったような気がする。
結局最後はそのお芝居で、どういう結論を伝えたかったのか、を知りたかったのに…。
伝わってなかったような気がするんだよなぁ…。
それさえ…、それさえ最後にバシッと決めてくれたらなぁ…。最高のお芝居だったと思うんだよなぁ…。

「ヒーローの苦悩」をえがくなら、もっと最後に「結論」をどーん!って提示してほしかったような…。
(あっ、でも…。それって…

それって、「分かりやすいお芝居」を求めている、っていうこと、なのかな…。笑)


「ポップンミュージック13 カーニバル」に、「I save you」という楽曲があるんです。
歌の歌詞です。
耳コピ失礼。多分どこか間違ってるけど…。

もしあなたがくじけそうなとき ぼくは勇者になって
どんな危険にも立ち向かい きっと助けにいくよ
物語みたいなこと言うけど 心は勇者でいたいから
今は勇気付けることしか出来ないけど
とりあえず I save you



「ヒーロー」ってさ、どこに現れるんだろうね?
レッドが刑務所に入れられていた間、残されたブルーとイエローは言うんです。
「とりあえず怪人が出そうなとこウロウロしてたんだけど、全ッ然怪人とかいねーの。ま、よく考えたらそう簡単に怪人に出くわすわけねーか!」

そこに「怪人」が居て、初めて「ヒーロー」は現れるんだなぁ、と。そう言うことですよね…。
レッドもブルーもイエローも、「ヒーロー」だ。肩書きは「ヒーロー」だ。
…でも、彼らがヒーローで居られるのは、「怪人」が居るときだけだ。
怪人が居ないときは、彼らはのんびり、平和で、一般市民となんら変わることのない暮らしをしている訳だ。

「怪人」によって「苦しめられている弱者」が居て、初めて「ヒーロー」が存在することが出来る。
「怪人」と「弱者」と「ヒーロー」は、三位一体だ。
この3者は、誰かが突出して「出現」することは、不可能なんだな…。怪人が居なければヒーローは存在出来ないし、ヒーローが居なければ怪人の存在意義は無い。(怪人がただ弱者をいじめている図だけでは、なんのこっちゃ分からんわ。)
「弱者」は、誰かにしいたげられることで、初めて「弱者」の立場を得られるのだから。


「I save you」の歌は、
「あなたがくじけそうなとき」に、「ヒーロー」が現れる。
あなたがくじけそうになる、という状況は、「あなた」をいじめる怪人が居て、「あなた」が弱者の立場になったとき、なんだろうな。
そこに、「ぼくが勇者になって」、現れる。

彼は、「心は勇者でいたい」、と言う。

正直、レッドもブルーもイエローも、猫村も猫田も猫本も、喫茶店のマスターも喫茶店のバイトの店員も、
みんな変わらんのだ。
誰だって、「心は勇者でいたい」といえば、その時点でもう、そいつは「ヒーロー」だ。
誰だって、誰かにいじめられたら、その時点でもう、そいつは「弱者」だ。
誰だって、誰かをおとしめることをしたら、その時点でもう、そいつは「怪人」だ。

だから、みんな誰しも、わたしも、時にはヒーローだったり、弱者だったり、怪人だったりする。
この3つって、コロコロ変わるんじゃないのかな?

人は自分の行いで、どの状態にも、ヒーローにも、弱者にも、怪人にもなれる。
そうなったとき、自分が選べるとしたら、なんになりたい?

だとしたらわたしも、「心は勇者でいたい」なぁ。


わたし、こういうの考えるの好きだなぁ…(笑)。
「ヒーローもの」って、大好きなんですよ。やっぱりね。なんだかんだ、言ってもね。好きなんだ、この話。
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