カテゴリーで公演名を確認して下さいませ。
とおし番号(1、2…)がある場合は、順番に読むと良いことがあるかも…、
もとい、順番になっています。
もっと読みたいものは、「つづきはこちら」からどうぞ。
神保町花月「Lady In The Box」
セットや役柄については、4月3日の記事に編集して投下してあります。
マーさんを目当てに見に行ったとか(あとチーモン)、
話が始まったら視線が完全にマーさんにロックオンされてしまったとか、
チケット代2500円のうち、2400円分はマーさん行きだ、とか、
むしろマーさん見過ぎて他の人のセリフ聞いてなかったとか、
そんなことは一切ありませんから。(嘘です。)
本気で見てたのがマーさんばっかだったこととか、今更隠してもしょうがないね!(笑)
舞台上の立ち居振る舞いから何から、マーさんが素敵過ぎてなんかもう、凄くしあわせでした。
顎のラインが綺麗だなぁとか、そんなんばっか見てました。
お見送りはありませんでしたが、国崎恵美さんと大西ライオンさんが、公演フォトカードを手渡しでくださいました。
どうやら写真は日替わりで違うみたいです。他の人が日記でアップしているのを見たら全員集合写真だったんですが…わたしの違う…orz(笑)
あと、初恋タローさんが渡してくれた、と書かれている人もいらしたので、日によってロビーに来てくださる方も違うのかな?って思いました。
セットや役柄については、4月3日の記事に編集して投下してあります。
マーさんを目当てに見に行ったとか(あとチーモン)、
話が始まったら視線が完全にマーさんにロックオンされてしまったとか、
チケット代2500円のうち、2400円分はマーさん行きだ、とか、
むしろマーさん見過ぎて他の人のセリフ聞いてなかったとか、
そんなことは一切ありませんから。(嘘です。)
本気で見てたのがマーさんばっかだったこととか、今更隠してもしょうがないね!(笑)
舞台上の立ち居振る舞いから何から、マーさんが素敵過ぎてなんかもう、凄くしあわせでした。
顎のラインが綺麗だなぁとか、そんなんばっか見てました。
お見送りはありませんでしたが、国崎恵美さんと大西ライオンさんが、公演フォトカードを手渡しでくださいました。
どうやら写真は日替わりで違うみたいです。他の人が日記でアップしているのを見たら全員集合写真だったんですが…わたしの違う…orz(笑)
あと、初恋タローさんが渡してくれた、と書かれている人もいらしたので、日によってロビーに来てくださる方も違うのかな?って思いました。
+ + + + + + + + + +
宮本さんが好き過ぎて…!!(笑)
※宮本→マーさんの役名。
わたし、改めて自分は「メガネ萌え」なんだなぁ、と思いました。
マーさんが黒縁眼鏡…!
アンタこれどうしてくれよう…!(笑)
すっごく似合ってましたよ…!
あ、それから軽くグレーに髪の毛染めていた辺り、少しだけお年を召された役なんだろうなぁ。
宮本さんほんとに素敵だった凄く素敵だった。
途中まで、宮本さんは絶対に腹黒だと思った!(笑)
物腰やわらかな喋り方だったので、「ヒロイック」で見た赤井さんとは、また全ッ然違うキャラで、ほんとに凄いなーって思って見てました。
立ち居振る舞いが凄く素敵だった、って書いたんですが、ほんとに美しいのよ。
立っている、その姿勢が恐ろしいほど美しかった…ッ!!
でも裸は我が目を疑うほど汚かった…!!(笑)
結局最後まで、宮本さんが何者なのかは、よく分からなかったなぁって思いました。
劇団「更生年(こうせいねん)」(口頭のみなので、表記がどうなのか分かりません。「好青年」??)の演出家。
劇団メンバーは、全員が元犯罪者。
彼ら犯罪者を「更生」させたい…!その宮本さんの切なる思いゆえに作られたのがこの劇団。
…で、その宮本さんは一体何者…?(笑)
「演出家」だと言うこと以外、素性が分からないんですよ。
なのでわたしずっと、国崎恵美さんが「国会議員がワイロを受け取る瞬間をカメラに収めた」って言う、その悪いことした「国会議員」に関わるなんらかのことに、宮本さんが関わっているんじゃないのかと思ってました。
絶対腹黒いと思うんだ、宮本さんは(笑)。
でも話が全然違う方向に転がったので、結局宮本さんって何者だったんだろう、と。語られない部分が多いのは赤井さんと一緒だなぁ。
アキさんとケンさんのケンカを止める際、「一番体弱いのに…」(笑)
チーモン菊地さんには、「マジ咳じゃないですか」「ぜんそく出た」と言われたケンカ仲裁シーン×2回。
1回目も地味にやられていたんですが、2回目がひどかった(笑)、菊地さんこのとき素でもの凄い笑顔なんですが(笑)、アキさんが、どさくさに紛れてマーさんの腰持って地べたに引きずらせたり(笑)。
ごめん、ごめんマーさん、おもしろかった(笑)。
ぜえぜえ言いながら、鼻スプレーをするマイム×2回。(実際には鼻スプレーはない。)
「マジ咳」しているマーさんはほんとにオッサンなんだなぁ、って思いました。
あっそうそう、これは「ガチハプニング」だったんだろうか?と思ったのがひとつあって、
宮本さんは何度も、公演まであと1ヶ月、稽古の「時間がないんですよ!」と言って、左手首をトントンするジェスチャーをしていたんですが…
腕時計、つけて無い…。(笑)
え、これはほんとにどっちだったんだろう(笑)、腕時計は無くてもよかったの?それともこの日、腕時計を付け忘れてしまったの?(笑)
「ええ、そろそろ(新しく劇団に入る人が)来る時間なんですがね…」と、時計を見る仕草…でも、思いっきり、時計は無い…(笑)
余りにも何度も、堂々と、付けていない腕時計を見るもんだから、ほんとにこれ、何が正しいのかよく分からなくなりました(笑)。
「はい、稽古しましょう犯罪者」
1回だけあった、さり気なく語尾に口癖のように「犯罪者」を付け足す宮本さんが好きだった…!(笑)
あんだけ「あなたたちに、しっかり社会復帰して欲しい…ッ!」と切々と語ったのに…!(笑)
語りのシーンでは、ほんと、なんでマーさんって「下唇だけ」を器用に震わせることが出来るんだろう、と思いながらまじまじと見ていました。特技?(笑)
なかなかに近い距離で見てビックリしました、ほんとに下唇「だけ」震えてる…!(笑)
舞台上にある「三輪車」を片付けて、稽古に入りますよ、というシーンにて、マーさんの一言。
「はい、その一輪車も片付けてくださいね」
余りにもナチュラルに言われたので、危うく聞き逃すところでした。
菊地さん、「宮本さん、ここに一輪車はありません」(笑)
アキさん、「一輪車!一輪車片付けるぞ!一輪車はどこだ!」(笑)
マーさんの言い訳は、先程アキさんとケンさんのケンカを止める際に「頭を打って、二輪忘れてしまったんです。」
誰がうまいことを言えと。(うまい…か?)
いちいち「立ち方」がほんとに綺麗なんだよなぁ、マーさん。
見ていて惚れ惚れしました、ほんとに。
背筋を伸ばして、手をおなかの辺りで組んで普通に立っているだけなのですが、姿勢が美しくてほんとに見ていて全然飽きなくて。姿勢が崩れない…!
チーモン菊地さんの背中に手を回してうながすシーンとか、手の動きとか流れとか、余りにも振る舞い方が自然で美しくて、目を見張りました。
また、「ラストニュース」を見たときにわたしが凄く気になって「惜しいなぁ…」って思ってた、「自分のセリフに、他の人のセリフがカブるとき」もまた、こちらはなんというスムーズさ…!
セリフの不自然な切り方とか、一切なくて、芸歴の差がこういうところで出るのかな、って思いました。
ケンさんに即興で歌を歌わせるアドリブシーン、ほんとに凄かった。
他の人が、実際には存在しない架空の曲のタイトルをリクエストし、それをケンさんが即興で歌う、というシーン。
一曲目は「ぞうさん」がどうのこうの…、という曲で、全員、ものの見事に撃沈(笑)。笑ってるのを見せないように、みんなぐるっと後ろを向いて笑いをこらえるのですが、一切こらえきれてませんから(笑)。全員がうしろあたましか見せていない様は、なかなかこっけいでしたよ(笑)。
二曲目が名曲!タイトルは「おばあちゃんの最後の味噌ラーメン」。
ほんっとにおもしろかった!!(笑)これは名曲!!(笑)
三曲目は「おしりかじり虫のハードロックバージョン」で、最後にようやく真面目なリクエストの「ガッツだぜ」を熱唱するケンさん。ほんと、歌うまかった!凄かったです!
また、ケンさんが言った「変な汁が出る」という言葉に、マーさんが反応して撃沈してました(笑)。
他の人は割りとセーフだったのを見ると、オッサンだから反応したんだろうかと思わずにはいられなかったです。
舞台上の5人がボケて、ツッコミがひとりしか居ないため、マーさんが翻弄されまくるシーンでは、
感情がたかぶったのか、マーさんが持ってた台本をぶん投げ、それが勢いよすぎて客席に吹っ飛んだ!(笑)
それが、エンドトークで「お父さんお父さん」と、いじられることとなるのですが、割りと年配の男性の方だったんです。
その方が台本をマーさんに渡してくれて、マーさん「ありがとうございます」
「誰に“ありがとう”って言ったんですか?」の問いには、
マーさん、「便利な壁があるなって思っただけですよ!」(笑)
また、アキさんに「ちゃんと(ツッコミ入れて、ボケを)処理してください!」と、余りにも無茶なことを言われておりました(笑)。しっちゃかめっちゃかにしているのは主にバイキングのお2人なのに(笑)。
テンパったマーさんはアキさんに向かって「何ですか○○のくだりは!?」と、もの凄い勢いで詰め寄るものの、そのセリフはアキさんではなく、菊地さんが言ったものだった、というもの凄い現象が起こったりして、めちゃめちゃおもしろかったです(笑)。
ほんっと、このツッコミのシーンで、マーさん5歳ぐらい年取ったんじゃないのかな、って思いました。ボケの処理、もの凄いエネルギーがいりそうで…(笑)。
アキさんが、とても良いシーンで、ものの見事に噛みました。
「お前は…劇団“こうせいにん”や!」
これは、やさぐれたケンさんを諭す、ものっ凄くよいシーンなのです。
その最後のセリフです。
凄いスカッとするほど綺麗に噛みました。
…が、お客さんが素晴らしかった。誰も、クスリとも笑わなかったんです。
ぶっちゃけわたしはこのシーンのとき、ずっとマーさん見てたから聞き流していたとかは内緒です。
という訳で感動のシーンの芝居は続行、ひと段落ついたところでケンさん、「さっき、劇団“こうせいにん”って言いましたよね?」(笑)
これで終わるかと、思いきや。
「劇団、こうせいにん…」
犯人は菊地さん。なんと、次のセリフでアキさんと全く同じ「劇団 こうせいねん」を、「劇団 こうせいにん」と噛む、というまさかのミスを!勿論爆笑です(笑)。
そしてこれで終わりだと、誰もが思った次の瞬間、
「これで、みんながひとつにまつまりました」
…マーさんでした(笑)。
「まとまりました」を「まつまりました」と噛んだマーさん。
「あなた、今噛みましたね!?」と、嬉々として詰め寄るアキさんに、マーさん物怖じせず、穏やかに「それ、普段ならセーフの噛み方でしょう。あなた自分の失敗をなすりつけようとしてますね」(笑)
ひとりが噛んで、それが他の人に伝染してみんなが噛みまくるなんて現象、まさか目の当たりにするなんて思ってもみませんでした!(笑)
綺麗な3段落ちでしたよ(笑)。
ラストシーンにて、5年後、「劇団 こうせいねん」がとても大きな劇団になったよ、みたいなことを語るマーさん。
「こうして、国立○○劇場にて、公演することが出来るまでに成長し…」
デケぇよ(笑)
更には、客席には各国の著名人、また天王皇后両陛下までご覧になっている、とか、とにかくスケールが阿呆!(笑)
「ここまで来るのに、本当に大変なことが多々ありました…
元犯罪者たちの劇団、と言うと、誰もお芝居を上演する劇場を、貸してくれないのです。なので、本当に小さな箱から、積み重ねていきました。」
感極まって説明するマーさん。
「途中、ひょんなことから、“劇団こうせいねん”が、“劇団こうせいにん”になりかけたこともありました」
これはなんというナイスアドリブ!!(笑)
ほんとにこんなこと、ひょうひょうと言いのけてしまうマーさんが見れて、めちゃめちゃ嬉しかった!
エンターテイメントとは何か?ということを、ひたすら追求した、と語るマーさん。
「それでは、“劇団こうせいねん”、ワールドツアー最終日、日本凱旋公演“Lady In The Box”、ご覧ください!」
ワ ー ル ド ツ ア ー !!?(笑)
どこまで話が大きくなってるのほんとに!(笑)
このバカさ加減が凄く好きだった(笑)。こんなバカなセリフを大真面目に語るマーさんがたまらなかった(笑)。
そしてオチは、ほんとに凄かった(笑)。
「Lady In The Box」
そう言う意味かよ…!
そう、これを「各国著名人、天王皇后両陛下」までもが見るほど、「ワールドツアー」をやるほどの公演だと言い切ったところが…!
エンターテイメントって、なんなんでしょうかね(笑)。
エンドトークにて、「よくあるでしょ?結局演出家が一番変態だった、っていう。そういう設定があったんで。」とマーさん。
「どうも、笑顔の変態です!」(笑)
しかしマーさんの体はほんとに変だったよ、バイキングさんと比べても、ほんとにひどい(笑)。ひとりだけほんとに体がおかしい(笑)。
「“バイキング改名記念公演”なのに、こんなんでいいんですか?」
の問いには、ケンさん一切ためらいなく、ええやん、と(笑)。
3つの団体が求めていた「女性」が、ひとつずつ食い違い、箱の中に閉じ込められた女性。
劇場(=箱)を貸してくれるところが無かった、というくだり。
そして、最後の「Lady In The Box」。
見事ですね…。
こんなにバカバカしいのに、こんなに腹の底から笑えるなんて、凄いなぁ…。
(2008.4.4)
***余談
見終わってからやっぱり色々考えるのですが、
宮本さんは変態というより、奇人なのではないだろか。
普段は凄く物静かで穏やかなのに、こと舞台のことになると、狂ったように己の信念を貫こうと熱くなる。
郷田さんたちが、なんだかんだで宮本さんの演出について行ったのは、結局宮本さんのその舞台への勢いに圧された部分もあるんじゃないのかな。
じゃなきゃ、あんなひとくせもふたくせもあるような人たちをまとめることなんて、出来ないだろうに。宮本さんが、阿呆みたいに、嘘みたいに舞台に対して熱くなかったら。
宮本さんは体の芯から舞台の魅力に取り付かれているんじゃないのかな。
最初は「元犯罪者の更生」目的で、興味のある舞台演出という仕事を引き受けた、軽い気持ちだっただけ。
けれどそのうち…、郷田さんたちと作り上げる「エンターテイメント」に、恐ろしいほどのめり込んでいったんじゃないのかな。
という妄想。
くっ…、つい、いつもの癖が…!orz
宮本さんは、舞台に対して「好き」っていう感情は持っていないと思う。
なんていうか、舞台に対して、常に「戦っている」ようなイメージが浮かんでくる。
「真のエンターテイメントとは何か?」「舞台で出来る最高の芝居とは何か?」
そんな問題に、真っ向から立ち向かっているのが宮本さんだと思う。
彼は、「戦っている」んだと思う、舞台と。
…という妄想。(二回目。)
(2008.4.7)
※宮本→マーさんの役名。
わたし、改めて自分は「メガネ萌え」なんだなぁ、と思いました。
マーさんが黒縁眼鏡…!
アンタこれどうしてくれよう…!(笑)
すっごく似合ってましたよ…!
あ、それから軽くグレーに髪の毛染めていた辺り、少しだけお年を召された役なんだろうなぁ。
宮本さんほんとに素敵だった凄く素敵だった。
途中まで、宮本さんは絶対に腹黒だと思った!(笑)
物腰やわらかな喋り方だったので、「ヒロイック」で見た赤井さんとは、また全ッ然違うキャラで、ほんとに凄いなーって思って見てました。
立ち居振る舞いが凄く素敵だった、って書いたんですが、ほんとに美しいのよ。
立っている、その姿勢が恐ろしいほど美しかった…ッ!!
でも裸は我が目を疑うほど汚かった…!!(笑)
結局最後まで、宮本さんが何者なのかは、よく分からなかったなぁって思いました。
劇団「更生年(こうせいねん)」(口頭のみなので、表記がどうなのか分かりません。「好青年」??)の演出家。
劇団メンバーは、全員が元犯罪者。
彼ら犯罪者を「更生」させたい…!その宮本さんの切なる思いゆえに作られたのがこの劇団。
…で、その宮本さんは一体何者…?(笑)
「演出家」だと言うこと以外、素性が分からないんですよ。
なのでわたしずっと、国崎恵美さんが「国会議員がワイロを受け取る瞬間をカメラに収めた」って言う、その悪いことした「国会議員」に関わるなんらかのことに、宮本さんが関わっているんじゃないのかと思ってました。
絶対腹黒いと思うんだ、宮本さんは(笑)。
でも話が全然違う方向に転がったので、結局宮本さんって何者だったんだろう、と。語られない部分が多いのは赤井さんと一緒だなぁ。
アキさんとケンさんのケンカを止める際、「一番体弱いのに…」(笑)
チーモン菊地さんには、「マジ咳じゃないですか」「ぜんそく出た」と言われたケンカ仲裁シーン×2回。
1回目も地味にやられていたんですが、2回目がひどかった(笑)、菊地さんこのとき素でもの凄い笑顔なんですが(笑)、アキさんが、どさくさに紛れてマーさんの腰持って地べたに引きずらせたり(笑)。
ごめん、ごめんマーさん、おもしろかった(笑)。
ぜえぜえ言いながら、鼻スプレーをするマイム×2回。(実際には鼻スプレーはない。)
「マジ咳」しているマーさんはほんとにオッサンなんだなぁ、って思いました。
あっそうそう、これは「ガチハプニング」だったんだろうか?と思ったのがひとつあって、
宮本さんは何度も、公演まであと1ヶ月、稽古の「時間がないんですよ!」と言って、左手首をトントンするジェスチャーをしていたんですが…
腕時計、つけて無い…。(笑)
え、これはほんとにどっちだったんだろう(笑)、腕時計は無くてもよかったの?それともこの日、腕時計を付け忘れてしまったの?(笑)
「ええ、そろそろ(新しく劇団に入る人が)来る時間なんですがね…」と、時計を見る仕草…でも、思いっきり、時計は無い…(笑)
余りにも何度も、堂々と、付けていない腕時計を見るもんだから、ほんとにこれ、何が正しいのかよく分からなくなりました(笑)。
「はい、稽古しましょう犯罪者」
1回だけあった、さり気なく語尾に口癖のように「犯罪者」を付け足す宮本さんが好きだった…!(笑)
あんだけ「あなたたちに、しっかり社会復帰して欲しい…ッ!」と切々と語ったのに…!(笑)
語りのシーンでは、ほんと、なんでマーさんって「下唇だけ」を器用に震わせることが出来るんだろう、と思いながらまじまじと見ていました。特技?(笑)
なかなかに近い距離で見てビックリしました、ほんとに下唇「だけ」震えてる…!(笑)
舞台上にある「三輪車」を片付けて、稽古に入りますよ、というシーンにて、マーさんの一言。
「はい、その一輪車も片付けてくださいね」
余りにもナチュラルに言われたので、危うく聞き逃すところでした。
菊地さん、「宮本さん、ここに一輪車はありません」(笑)
アキさん、「一輪車!一輪車片付けるぞ!一輪車はどこだ!」(笑)
マーさんの言い訳は、先程アキさんとケンさんのケンカを止める際に「頭を打って、二輪忘れてしまったんです。」
誰がうまいことを言えと。(うまい…か?)
いちいち「立ち方」がほんとに綺麗なんだよなぁ、マーさん。
見ていて惚れ惚れしました、ほんとに。
背筋を伸ばして、手をおなかの辺りで組んで普通に立っているだけなのですが、姿勢が美しくてほんとに見ていて全然飽きなくて。姿勢が崩れない…!
チーモン菊地さんの背中に手を回してうながすシーンとか、手の動きとか流れとか、余りにも振る舞い方が自然で美しくて、目を見張りました。
また、「ラストニュース」を見たときにわたしが凄く気になって「惜しいなぁ…」って思ってた、「自分のセリフに、他の人のセリフがカブるとき」もまた、こちらはなんというスムーズさ…!
セリフの不自然な切り方とか、一切なくて、芸歴の差がこういうところで出るのかな、って思いました。
ケンさんに即興で歌を歌わせるアドリブシーン、ほんとに凄かった。
他の人が、実際には存在しない架空の曲のタイトルをリクエストし、それをケンさんが即興で歌う、というシーン。
一曲目は「ぞうさん」がどうのこうの…、という曲で、全員、ものの見事に撃沈(笑)。笑ってるのを見せないように、みんなぐるっと後ろを向いて笑いをこらえるのですが、一切こらえきれてませんから(笑)。全員がうしろあたましか見せていない様は、なかなかこっけいでしたよ(笑)。
二曲目が名曲!タイトルは「おばあちゃんの最後の味噌ラーメン」。
ほんっとにおもしろかった!!(笑)これは名曲!!(笑)
三曲目は「おしりかじり虫のハードロックバージョン」で、最後にようやく真面目なリクエストの「ガッツだぜ」を熱唱するケンさん。ほんと、歌うまかった!凄かったです!
また、ケンさんが言った「変な汁が出る」という言葉に、マーさんが反応して撃沈してました(笑)。
他の人は割りとセーフだったのを見ると、オッサンだから反応したんだろうかと思わずにはいられなかったです。
舞台上の5人がボケて、ツッコミがひとりしか居ないため、マーさんが翻弄されまくるシーンでは、
感情がたかぶったのか、マーさんが持ってた台本をぶん投げ、それが勢いよすぎて客席に吹っ飛んだ!(笑)
それが、エンドトークで「お父さんお父さん」と、いじられることとなるのですが、割りと年配の男性の方だったんです。
その方が台本をマーさんに渡してくれて、マーさん「ありがとうございます」
「誰に“ありがとう”って言ったんですか?」の問いには、
マーさん、「便利な壁があるなって思っただけですよ!」(笑)
また、アキさんに「ちゃんと(ツッコミ入れて、ボケを)処理してください!」と、余りにも無茶なことを言われておりました(笑)。しっちゃかめっちゃかにしているのは主にバイキングのお2人なのに(笑)。
テンパったマーさんはアキさんに向かって「何ですか○○のくだりは!?」と、もの凄い勢いで詰め寄るものの、そのセリフはアキさんではなく、菊地さんが言ったものだった、というもの凄い現象が起こったりして、めちゃめちゃおもしろかったです(笑)。
ほんっと、このツッコミのシーンで、マーさん5歳ぐらい年取ったんじゃないのかな、って思いました。ボケの処理、もの凄いエネルギーがいりそうで…(笑)。
アキさんが、とても良いシーンで、ものの見事に噛みました。
「お前は…劇団“こうせいにん”や!」
これは、やさぐれたケンさんを諭す、ものっ凄くよいシーンなのです。
その最後のセリフです。
凄いスカッとするほど綺麗に噛みました。
…が、お客さんが素晴らしかった。誰も、クスリとも笑わなかったんです。
ぶっちゃけわたしはこのシーンのとき、ずっとマーさん見てたから聞き流していたとかは内緒です。
という訳で感動のシーンの芝居は続行、ひと段落ついたところでケンさん、「さっき、劇団“こうせいにん”って言いましたよね?」(笑)
これで終わるかと、思いきや。
「劇団、こうせいにん…」
犯人は菊地さん。なんと、次のセリフでアキさんと全く同じ「劇団 こうせいねん」を、「劇団 こうせいにん」と噛む、というまさかのミスを!勿論爆笑です(笑)。
そしてこれで終わりだと、誰もが思った次の瞬間、
「これで、みんながひとつにまつまりました」
…マーさんでした(笑)。
「まとまりました」を「まつまりました」と噛んだマーさん。
「あなた、今噛みましたね!?」と、嬉々として詰め寄るアキさんに、マーさん物怖じせず、穏やかに「それ、普段ならセーフの噛み方でしょう。あなた自分の失敗をなすりつけようとしてますね」(笑)
ひとりが噛んで、それが他の人に伝染してみんなが噛みまくるなんて現象、まさか目の当たりにするなんて思ってもみませんでした!(笑)
綺麗な3段落ちでしたよ(笑)。
ラストシーンにて、5年後、「劇団 こうせいねん」がとても大きな劇団になったよ、みたいなことを語るマーさん。
「こうして、国立○○劇場にて、公演することが出来るまでに成長し…」
デケぇよ(笑)
更には、客席には各国の著名人、また天王皇后両陛下までご覧になっている、とか、とにかくスケールが阿呆!(笑)
「ここまで来るのに、本当に大変なことが多々ありました…
元犯罪者たちの劇団、と言うと、誰もお芝居を上演する劇場を、貸してくれないのです。なので、本当に小さな箱から、積み重ねていきました。」
感極まって説明するマーさん。
「途中、ひょんなことから、“劇団こうせいねん”が、“劇団こうせいにん”になりかけたこともありました」
これはなんというナイスアドリブ!!(笑)
ほんとにこんなこと、ひょうひょうと言いのけてしまうマーさんが見れて、めちゃめちゃ嬉しかった!
エンターテイメントとは何か?ということを、ひたすら追求した、と語るマーさん。
「それでは、“劇団こうせいねん”、ワールドツアー最終日、日本凱旋公演“Lady In The Box”、ご覧ください!」
ワ ー ル ド ツ ア ー !!?(笑)
どこまで話が大きくなってるのほんとに!(笑)
このバカさ加減が凄く好きだった(笑)。こんなバカなセリフを大真面目に語るマーさんがたまらなかった(笑)。
そしてオチは、ほんとに凄かった(笑)。
「Lady In The Box」
そう言う意味かよ…!
そう、これを「各国著名人、天王皇后両陛下」までもが見るほど、「ワールドツアー」をやるほどの公演だと言い切ったところが…!
エンターテイメントって、なんなんでしょうかね(笑)。
エンドトークにて、「よくあるでしょ?結局演出家が一番変態だった、っていう。そういう設定があったんで。」とマーさん。
「どうも、笑顔の変態です!」(笑)
しかしマーさんの体はほんとに変だったよ、バイキングさんと比べても、ほんとにひどい(笑)。ひとりだけほんとに体がおかしい(笑)。
「“バイキング改名記念公演”なのに、こんなんでいいんですか?」
の問いには、ケンさん一切ためらいなく、ええやん、と(笑)。
3つの団体が求めていた「女性」が、ひとつずつ食い違い、箱の中に閉じ込められた女性。
劇場(=箱)を貸してくれるところが無かった、というくだり。
そして、最後の「Lady In The Box」。
見事ですね…。
こんなにバカバカしいのに、こんなに腹の底から笑えるなんて、凄いなぁ…。
(2008.4.4)
***余談
見終わってからやっぱり色々考えるのですが、
宮本さんは変態というより、奇人なのではないだろか。
普段は凄く物静かで穏やかなのに、こと舞台のことになると、狂ったように己の信念を貫こうと熱くなる。
郷田さんたちが、なんだかんだで宮本さんの演出について行ったのは、結局宮本さんのその舞台への勢いに圧された部分もあるんじゃないのかな。
じゃなきゃ、あんなひとくせもふたくせもあるような人たちをまとめることなんて、出来ないだろうに。宮本さんが、阿呆みたいに、嘘みたいに舞台に対して熱くなかったら。
宮本さんは体の芯から舞台の魅力に取り付かれているんじゃないのかな。
最初は「元犯罪者の更生」目的で、興味のある舞台演出という仕事を引き受けた、軽い気持ちだっただけ。
けれどそのうち…、郷田さんたちと作り上げる「エンターテイメント」に、恐ろしいほどのめり込んでいったんじゃないのかな。
という妄想。
くっ…、つい、いつもの癖が…!orz
宮本さんは、舞台に対して「好き」っていう感情は持っていないと思う。
なんていうか、舞台に対して、常に「戦っている」ようなイメージが浮かんでくる。
「真のエンターテイメントとは何か?」「舞台で出来る最高の芝居とは何か?」
そんな問題に、真っ向から立ち向かっているのが宮本さんだと思う。
彼は、「戦っている」んだと思う、舞台と。
…という妄想。(二回目。)
(2008.4.7)
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