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3月13日、神保町花月「声~黒松病院~」ストーリーレポを追加しました。

このお芝居の中の、ほんの少し散りばめられた愛や、トリックや、狂気や、そんなものを思い返すと、どうしようもなく愛おしいんだ。

+ + + + + + + + + +

間、報われてないなぁ…!
よくよく考えたら、「最期は人の役に立って死にたい。だから僕の骨髄を提供します」と言ったにも関わらず、結局間の骨髄は役に立たず(!)、使われたのは哲の骨髄…。

は、間、死に損か!?(アンタ、「人の役に立って」ないよ…!)

出てきて死んでいくだけの役とは、なんという不憫な役回りなんだ、間…!!
「せめて最期は人の役に立ちたい」という願いさえ叶わず、死んでいった間…。
間は自分の最期の望みが、叶ったと思って死んでいったんだろう…な…。多分…。
間は、自分の最期の望みが、叶わなかったことを知ることさえ出来ない…。

人が死ぬときに望む願いなんて、どれだけの人が叶えられているって言うんだろう。
…なんか、こういう、「結局、綺麗ごとだけの出来事っていうのは、現実には起こらないんだよねぇ」…っていうのが、すごく自然に話の中に組み込まれているのが、久馬さんの書く話の凄さなんだろうな…、って思う…。
そうして、そういうことに、話を見終わった直後には気がつかず、ふとした瞬間に気がつく怖さもある。
ともすれば、間の立場に、気づかないところだった。
…よくある。
そういうことって、現実に、よくある。
他人の不憫さ。それを「みている」のに、気づかない。それって、現実にもよくあるんじゃないのかな…?
見逃すところだった…、と思うと、そんな自分にゾッとする。
なんか…、常々怖い、この感覚。
なんで久馬さんって、日常の中に何気なくひそんで隠れている「人間の怖さ」を、こうやってお芝居の中に組み込めるんだろう。
精神の狂ってしまった人をさらっと出してしまうところもそうだけど…。(話の中では本当にわずかな出番しか無い、けれど、手塚の心中はどうだっただろうか…。)
(2008.3.25)

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