カテゴリーで公演名を確認して下さいませ。
とおし番号(1、2…)がある場合は、順番に読むと良いことがあるかも…、
もとい、順番になっています。
もっと読みたいものは、「つづきはこちら」からどうぞ。
要するに、「悪い人にみえる人も、結局みんな、いい人です」っていう話でした。
なんというか、この話には、「悪人」が居ません。
みんな、「いい人」です。
泥棒も、最初は「盗みをはたらく悪い人」でしたが、彼が、(自分が逃げる為だったとは言え)二郎に対し、自分の身の上話をして、
「もう、家族がバラバラになるところは、見たくない」
「お前、本当に、このアパートが壊れてほしいのか?」
「その沈黙が、お前の答えだ」
と、二郎を説得しなければ。
二郎は吹っ切れることが出来なかった。
なんというか、この話には、「悪人」が居ません。
みんな、「いい人」です。
泥棒も、最初は「盗みをはたらく悪い人」でしたが、彼が、(自分が逃げる為だったとは言え)二郎に対し、自分の身の上話をして、
「もう、家族がバラバラになるところは、見たくない」
「お前、本当に、このアパートが壊れてほしいのか?」
「その沈黙が、お前の答えだ」
と、二郎を説得しなければ。
二郎は吹っ切れることが出来なかった。
+ + + + + + + + + +
アパートをぶっ壊そうとする二郎も。
家族の写真を破り捨て、「いつまでも思い出にひたってるんじゃねえよ」と、どこまでも非情な兄に徹して。三郎の心を、傷つけて。
でも、その行動の、真の理由は、三郎の為を思って、三郎と一緒に暮らしたいから、という、弟への愛情からきたものだった。
二郎と泥棒の会話で、二郎の本音が明かされたとき、あ、悪い人が、居なくなったな、と、思いました。
出てくる人が、みんな「良い人」なんですよね。
それは、ほのぼのしている、と言えばそうですし、なまぬるい、と言えば、そうとも言えます。
ちなみに、楽屋裏ブログにも書かれた、ブレーメン・岡部さんがやらかした驚異の「致命的ミス」とは、
舞台上は「アパートの一室」の設定なので、畳敷きなのですが、岡部さんが登場するや否や、
土足で部屋に上がりこんできた
ことでした。
「アメリカンナイズされているんで」という言い訳(笑)。
逆に言うと、畳の上のお話なのだから、なぜ「靴」まで用意してあったのだろう?と思ったのですが、
これも、最後のシーンで、「アパートの屋根が吹っ飛ぶ」ことになり、ブレーメン・岡部さん、ブルックリン・宮林さん、山田さん、クレオパトラ・長谷川さんの4人が、「うわー、すごいことになったねー」と、客席に降りてきてお芝居をする、というシーンがありまして。
もちろんそこは「屋外」なので、靴が必要、ということで。
この4人が、軽く客いじりをする、という感じだったのですが、ほんと、公演初日など、最初のほうはグダグダだったみたいですね(笑)。
思わぬ演出で、ブレーメンのスターが、わたしの目の前でお芝居をする、という、あり得ない状況(笑)を体験してしまいました。
このお芝居の登場人物は、全部で10人です。
10人というと、神保町では「少ない」ほうなのでしょうか。
わたしは、「まだちょっと多いなぁ…」、と感じるのですが…。
プラン9の5人芝居(「室内の人々」は4人芝居)であったり、ラーメンズの小林さんのKKP(「レンズ」は5人、「TAKE OFF」は3人)を見ていると、何人が最適なのかとか、よく分からなくなってきますね(笑)。
しかしこの「台風クラゲ」、例えば、ブルックリン・山田さんが演じた警官。
ぶっちゃけ、必要ない役です…(笑)。
胃腸が弱く、宮崎家に来る度にトイレを借りる警官なのですが、本当に不自然に、頻繁にトイレを借りるので、「ん?なんかこの後、これが伏線になるんだろうか」なんて考えていたのですが…。
その後、全く見せ場はなく。
いや、いらんやん!…って思いましたorz
役が本当にそれだけの役とは言え…。うーむ、そこで山田さんが何かボケるわけでもなく、本当にトイレを借りて、戻ってきて、それだけ…。
や、山田さんの要る意味って、なんだろう…。と思いました。
散々言っていますが、クレオパトラ・桑原さんの泥棒役は、役が良すぎます。
そりゃ、あんな役を貰ったら、桑原さん、嬉しかっただろうなぁ。
二郎に対する、
「お前、本当に、このアパートが壊れてほしいのか?」
この問いかけ。
その質問に、答えることが出来ない二郎に向かって、彼は言う。
「その沈黙が、お前の答えだ」
このシーン、良かったなぁ。
どうしても器用になれない、馬鹿な兄。
それを諭す、妻と子どもと別れた、馬鹿な道を歩んだ馬鹿な泥棒。
結局、泥棒の説得に心打たれた二郎は、泥棒を縛っていた縄やガムテープをほどいてしまう。
「お前、本当に良い奴だな」
それを捨て台詞に、泥棒は逃げてしまう。
「騙された…!?」
楽屋裏ブログのインタビューで、石橋さんが今回の役について、「こんな女性がいたら、惚れてしまいます」と答えていましたが、
わたしだったら、こんなめんどくさい男、いやです(笑)。
三郎と一緒に暮らしたいなら、最初っからそう言えYO!!って思ってました、心の中で(笑)(ぶ ち こ わ し。)
なんだおめー、ただの不器用か!って。(笑)
意地を張る大人の男が、自分のプライドと葛藤するところは、とても見ごたえがありましたけれどね。
家族の写真を破り捨て、「いつまでも思い出にひたってるんじゃねえよ」と、どこまでも非情な兄に徹して。三郎の心を、傷つけて。
でも、その行動の、真の理由は、三郎の為を思って、三郎と一緒に暮らしたいから、という、弟への愛情からきたものだった。
二郎と泥棒の会話で、二郎の本音が明かされたとき、あ、悪い人が、居なくなったな、と、思いました。
出てくる人が、みんな「良い人」なんですよね。
それは、ほのぼのしている、と言えばそうですし、なまぬるい、と言えば、そうとも言えます。
ちなみに、楽屋裏ブログにも書かれた、ブレーメン・岡部さんがやらかした驚異の「致命的ミス」とは、
舞台上は「アパートの一室」の設定なので、畳敷きなのですが、岡部さんが登場するや否や、
土足で部屋に上がりこんできた
ことでした。
「アメリカンナイズされているんで」という言い訳(笑)。
逆に言うと、畳の上のお話なのだから、なぜ「靴」まで用意してあったのだろう?と思ったのですが、
これも、最後のシーンで、「アパートの屋根が吹っ飛ぶ」ことになり、ブレーメン・岡部さん、ブルックリン・宮林さん、山田さん、クレオパトラ・長谷川さんの4人が、「うわー、すごいことになったねー」と、客席に降りてきてお芝居をする、というシーンがありまして。
もちろんそこは「屋外」なので、靴が必要、ということで。
この4人が、軽く客いじりをする、という感じだったのですが、ほんと、公演初日など、最初のほうはグダグダだったみたいですね(笑)。
思わぬ演出で、ブレーメンのスターが、わたしの目の前でお芝居をする、という、あり得ない状況(笑)を体験してしまいました。
このお芝居の登場人物は、全部で10人です。
10人というと、神保町では「少ない」ほうなのでしょうか。
わたしは、「まだちょっと多いなぁ…」、と感じるのですが…。
プラン9の5人芝居(「室内の人々」は4人芝居)であったり、ラーメンズの小林さんのKKP(「レンズ」は5人、「TAKE OFF」は3人)を見ていると、何人が最適なのかとか、よく分からなくなってきますね(笑)。
しかしこの「台風クラゲ」、例えば、ブルックリン・山田さんが演じた警官。
ぶっちゃけ、必要ない役です…(笑)。
胃腸が弱く、宮崎家に来る度にトイレを借りる警官なのですが、本当に不自然に、頻繁にトイレを借りるので、「ん?なんかこの後、これが伏線になるんだろうか」なんて考えていたのですが…。
その後、全く見せ場はなく。
いや、いらんやん!…って思いましたorz
役が本当にそれだけの役とは言え…。うーむ、そこで山田さんが何かボケるわけでもなく、本当にトイレを借りて、戻ってきて、それだけ…。
や、山田さんの要る意味って、なんだろう…。と思いました。
散々言っていますが、クレオパトラ・桑原さんの泥棒役は、役が良すぎます。
そりゃ、あんな役を貰ったら、桑原さん、嬉しかっただろうなぁ。
二郎に対する、
「お前、本当に、このアパートが壊れてほしいのか?」
この問いかけ。
その質問に、答えることが出来ない二郎に向かって、彼は言う。
「その沈黙が、お前の答えだ」
このシーン、良かったなぁ。
どうしても器用になれない、馬鹿な兄。
それを諭す、妻と子どもと別れた、馬鹿な道を歩んだ馬鹿な泥棒。
結局、泥棒の説得に心打たれた二郎は、泥棒を縛っていた縄やガムテープをほどいてしまう。
「お前、本当に良い奴だな」
それを捨て台詞に、泥棒は逃げてしまう。
「騙された…!?」
楽屋裏ブログのインタビューで、石橋さんが今回の役について、「こんな女性がいたら、惚れてしまいます」と答えていましたが、
わたしだったら、こんなめんどくさい男、いやです(笑)。
三郎と一緒に暮らしたいなら、最初っからそう言えYO!!って思ってました、心の中で(笑)(ぶ ち こ わ し。)
なんだおめー、ただの不器用か!って。(笑)
意地を張る大人の男が、自分のプライドと葛藤するところは、とても見ごたえがありましたけれどね。
PR
この記事にコメントする